2012年10月9日 秋の百松沢渓流探鳥会
2012年10月9日 百松沢
- オシドリ
- マガモ
- コガモ
- ウミウ
- トビ
- クマタカ
- ヤマセミ
- コゲラ
- アカゲラ
- カケス
- ハシブトガラス
- ハシブトガラ
- ヤマガラ
- ヒガラ
- シジュウカラ
- ヒヨドリ
- ウグイス
- メジロ
- ゴジュウカラ
- カワガラス
- キセキレイ
- カワラヒワ
- ベニマシコ
- ホオジロ
- アオジ
- クロジ
合計:26種
合計:26種
帯広百年記念館は、帯広市の緑ヶ丘公園に位置する総合博物館です。十勝(1市19町村)に関する自然史・歴史・民族および美術に関する資料の収集保存と調査研究、展示をはじめとする各種教育普及事業に取り組んでいます。
十勝の植物相については、1951年に横山春男が『十勝植物誌』(横山1951)をまとめています。十勝全域に関する証拠標本を伴ったフロラ研究誌としては、現在まで唯一のものです。
横山は本書の中で112科937種の植物を記録しています。以後、上士幌町や本別町、豊頃丘陵、然別湖など、地域的、断片的なフロラ報告はありますが、十勝全域に関する植物相研究は現在までに刊行されていません。一方、帯広百年記念館には、横山(1951)以後に採集された圏内の植物標本が約10000点収蔵されており、これらを整理する事で、十勝における植物相の変遷や分布実態、分類学的な特徴についての研究に、大きく貢献する事ができます。今後、十勝圏内外の市民や研究者に有効に活用いただけるよう、標本情報の発信と閲覧環境の整備が急務となっています。
そこで、今年度から国立科学博物館が推進するサイエンス・ミュージアムネット(S-Net)事業に参加し、当館の所蔵標本の情報を、インターネットを使って全国に発信していく取り組みを始めました。今年度は第1段階として2500件の標本情報を登録する見込みで作業を進めており、来年度早々には公開される模様です。
また、あわせて来訪者の標本調査がしやすいよう、分類別の整理や標本棚の整備を進めます。特に標本棚の整備は予算上の制約もあって長期の課題ですが、暫定的な仮収蔵棚の設置によって、多くの方に利用しやすい形での収蔵環境を早急に整えたいと考えています。
一方、先述の横山(1951)が収集した植物標本は、記録によれば池田高等女学校と北海道大学農学部に納められた事になっています。池田高等女学校は現在の北海道池田高等学校ですが、残念ながら数回の大きな火災によって、標本類は消失したと考えられています。もうひとつの北海道大学農学部の標本は、北海道大学総合博物館へ移管され、現在も保存・活用がされています。いったい『十勝植物誌』の標本がどの程度現存しているのか?その実態を明らかにし、時代による分類学的な見解の違いなど、現在の科学的知見から標本の再検討を行う事も課題です。
日本野鳥の会札幌支部発足20周年を記念して制作されたCDです。
長らく完売状態になっていましたが、このたび再販いたしました。札幌支部限定販売です。
日本野鳥の会札幌支部企画。
録音・編集:織田敏雄。
価格は税込 2,860円。ステレオ 49分41秒。
就寝前に、あるいは通勤途中の車の中でなど、これを毎日聴いていれば、公園を歩きながら
「お、コサメビタキが鳴いているねぇ」
なんて、さり気なく言えるかも!
購入は野鳥の会札幌支部まで
札幌支部は1977年に設立されました。支部というのは、(財)日本野鳥の会の会員がそれぞれの地域で活動するための民間団体です。
1992年には独立した事務所をもち活動しています。運営のほとんどは会員のボランティアでささえられています。
会員数はおよそ600人です。
生きものは、生きるために必要な環境(森や川や湿原や干潟など)が失われてしまうと、その場所では生きていけなくなります。私たちは野鳥の観察をとおして、生きものの生息環境を守ろうとしています。野鳥にとってよい環境があることは私たちにも住みやすい環境といえるのではないでしょうか。
また同じ思いをもっている会員同士の親睦・交流をはかることも大切にしています。
そのためにこんな活動をしています
このような活動をささえるのは会員です。あなたも一緒に参加してみませんか。
カネのある奴はカネをだせ
知恵のあるヤツは知恵をだせ
何にもないのは汗をだせ
初代である土屋文男支部長の含蓄のあるフカーイお言葉。
鎌倉市在住で、日頃は「かまくらB・W同好会」メンバーとして鳥を追い掛け回している私の下へ、日本野鳥の会札幌支部の住友さんから機関誌“かっこう”への投稿依頼の電話がありました。
私は3年前に札幌支部に入会させて頂きました。此れといった活動もしていない私が、鳥参上欄に拙文など、と思い辞退も考えましたが、素人集団の我が同好会の日頃の探鳥の様子を知っていただくのも何かのご縁と思い、寄稿させて頂くことに致しました。
「かまくらB・W同好会」は、鎌倉市教養センターの主催するバードウォッチング講座を修了した者で構成されています。この講座は1999年に開設されて、60歳以上の者を対象に一回に20名が受講、講師には鳥見歴30年の田中和作氏が当たられました。週1回3ヶ月の講座を終えた時、誰からとも無くこのまま終わるのは勿体ないとの声が出、結果20名全員で同好会を作り自主運営をしよう、という事になったのです。凡そ13年を経た現在、会員は115名で、探鳥会は定点定時観察を旨とする月1回の定例会と、会員の希望を入れた年間20回ほどのオプション観察会に分けて行い、この6月のオプション観察会は、6月14日に大磯の照ヶ崎海岸にアオバトの観察に行って来ました。
照ヶ崎海岸は、普段丹沢の山中に棲み木の実を餌として暮らしているアオバトが、不足がちな塩分を補給するために海水を飲むのにやってくる場所として知られ、この10年来毎年観察に来ている場所なのです。アオバトは北海道でも決して珍しい鳥ではないと思いますので詳細は省きますが、関東では群れで海水を飲みに来る場所はこの海岸だけではないかと考えられます。大磯駅に7時半集合、皆鎌倉を6時台に出発し幾分眠たげな目を擦りながら海岸に向かいます。海岸には既に地元のアオバトファンが20人ほども集まり、空を見上げたり、30メートルほど沖合いの岩礁に飛来するアオバトにカメラを向けたりしています。我々31名を加え総勢50名ほどが思い思いに陣取り、早速飛来数をカウントしたり、スコープの用意をしたりと大忙しです。羽の付け根がブドウ色の雄、背も羽も緑の雌、これ等が先を争って海水を飲む様は、命の尊さを感じさせます。大きな岩の右手の小さな岩には、ご常連のウミウが「忘れてもらっては困る」と、羽を拡げてアピールしていました。この数年必ず姿を見せ、仲間内では有名なウミウなのです。この日は、アオバトが約1,500羽(一度の最大飛来数約250羽)他にウミウやオオミズナギドリやトビなど、22種が観察出来ました。11時に海岸から次の城山公園へ移動し、森林の鳥の観察に移りました。
近くは鎌倉市内の中央公園、遠方では富士山五合目や戸隠高原、渡良瀬遊水地などまで行っていますが、今後は青森や秋田、北海道まで足を延ばして新たな鳥の観察を楽しみたいと念じております。
日本野鳥の会 札幌支部が主催する探鳥会(バードウォッチング)です。
月に数回、定期的に行なっております。参加費は300円(会員は無料)、朝9時から12時ごろまでです。
お友達やご近所の方を誘って参加してみませんか?