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Sapporo Chapter Wild Bird Society of Japan

2022年2月の探鳥会は中止いたします

新型コロナウイルスが急激に拡大してきました。
残念ながら2月の探鳥会は、中止させていただきます。
ごめんなさい。

中止となる2月の行事

  • 2月6日(日)西岡水源池定例探鳥会
  • 2月13日(日)円山公園定例探鳥会

3月以降の探鳥会については、その都度ホームページでお知らせいたします。

日本野鳥の会札幌支部

北海道開拓の村の野鳥たちの四季

日本野鳥の会札幌支部会員  鬼丸 順子

開拓の村は野幌原始林に囲まれた野生動物がたくさん生息している地域なので、毎日いろんな瞬間を垣間見ることができます。

春は残雪がある頃から、シジュウカラやシマエナガの混群が入口側のドウダンツツジの生け垣にやってきて動き回ります。ヤブサメ、センダイムシクイ、ウグイス、アオジ、キジバト、ハクセキレイ、ウソ、キビタキ、イカル、カラ類はいつものメンバーです。アカゲラ、コゲラ、クマゲラ、ヤマゲラ等も見かけます。アオバトはよく鳴いていますが、奥の方なので姿を見かけたことはありません。開拓の村の中でカッコウが鳴くのを聞いたことはないですが、カラスに追われて飛んでいくところを見たことがあります。カケスはたまにしかやって来ません。

夏になるとハイタカが右足にネズミを掴んで巣のある林の奥へ低空飛行して頭上を通過したり、クマゲラもツガイで鳴きながら飛んでいくこともあります。開拓の村の中でクマゲラがよくエサを取っていた大きな木があったのですが、最近の台風で倒れて取り払われたのは残念でした。子育て中のシマエナガは、山村部の東屋近くに2羽ですごい速さでエサを取りまわっています。よく大きなカメラを持った人が訪れますが、立ち止まって鳥の確認をしていると何が見えているのか聞かれます。シマエナガはじっとしていないので苦戦されています。夏の夕方は近くでトラツグミが鳴いたり、ヤマゲラがアスファルトの上を歩いたりしています。ゴジュウカラはあまり人を警戒しないのか2メートル近くでも地面を歩き回ります。小さな池が奥の谷の方にありますが、ひっそりとマガモのツガイがいるときがあります。漁村部の大きな池にはカエルを狙ってか、アオサギが水面を見ています。農村部の神社近くの木の上でコサメビタキがのんびり鳴いていました。

冬になると毎年キレンジャクの群れが来ますが、今年はヒレンジャクの群れが珍しく来て、その内の一羽が落ちていたそうです。そのままにしていたら朝から来ていたキタキツネがまもなく持っていったようです。エゾリス、ウサギ、ヘビなども見かけます。開拓の村は騒音も少なくて鳥たちをゆっくり見られる場所だと思います。

支部報「カッコウ」2022年 1・2月号より

2022年1月の探鳥会(支部会員限定)

予約は必要ありませんが、支部会員の方のみですのでご了承ください

1月2日(第一日曜日)西岡水源池定例探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・西岡公園管理事務所前 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「澄川駅」から中央バス「西岡環状線」乗車、「西岡水源池」下車
  • 参加費・・・会員無料
  • 野鳥情報・・・オオアカゲラ、ヒガラ、キバシリなど

2020はこんな鳥が見られました → 2020年1月5日 西岡水源池


より大きな地図で 野鳥の会 札幌支部 探鳥地 を表示

1月9日(第二日曜日)円山公園定例探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・円山公園南大通側入口 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「円山公園駅」から徒歩3分
  • 参加費・・・会員無料
  • 野鳥情報・・・キクイタダキ、エナガ、シメなど

2020年はこんな鳥が見られました → 2020年1月12日 円山公園


より大きな地図で 野鳥の会 札幌支部 探鳥地 を表示

1月16日(第三日曜日)真駒内公園冬鳥探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・サケ科学館前 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「真駒内駅」からじょうてつバス「南90,95,96,97,98」に乗車「真駒内競技場前」下車、乗車時間約7分
  • 参加費・・・会員無料、一般300円
  • 野鳥情報・・・ヤマゲラ、ツグミ、ミソサザイなど

2020年はこんな鳥が見られました → 2020年1月19日 真駒内公園

探鳥会に参加される方へのお願い

  1. 朝、検温をお願いします。
  2. 発熱及び体調不良の場合は参加を見合わせてください。
  3. 必ずマスクを着用し、しっかりと手洗いをしてください。
  4. 各自筆記具をご持参ください。
  5. 同じ鳥を見ようとして周りの人に近づき過ぎないように注意し、適切な距離を保つようご協力ください。
  6. スコープや図鑑の共用はご遠慮ください。双眼鏡の貸し出しは中止します。

探鳥会では「2022年 野鳥の会オリジナルカレンダー」を取り扱っています

当日の世話人にお尋ねください。

2022年新年会は中止いたします

新型コロナ感染拡大防止の為、中止いたします

2022年1月の探鳥会は支部会員限定で開催

2022年1月の探鳥会は支部会員限定、予約不要で実施いたします。
新型コロナは、だいぶ収まってきた感じがしますが、オミクロン株が感染拡大の兆しを見せているなど、まだまだ安心できません。しっかり感染対策をした上でご参加下さい。
なお、状況が変化したり、不測の事態が生じた場合には中止もあり得ますのでご了承ください。その場合は札幌支部のホームページでお知らせいたします。

※支部会員限定のため、参加費は無料です。
※当日までに会員になっていただける方も歓迎いたします。入会につきましては「入会案内」をご覧ください。
※探鳥会では「2022年 野鳥の会オリジナルカレンダー」を取り扱っています。当日の世話人にお尋ねください。

探鳥会に参加される方へのお願い

  1. 朝、検温をお願いします。
  2. 発熱及び体調不良の場合は参加を見合わせてください。
  3. 必ずマスクを着用し、しっかりと手洗いをしてください。
  4. 各自筆記具をご持参ください。
  5. 同じ鳥を見ようとして周りの人に近づき過ぎないように注意し、適切な距離を保つようご協力ください。
  6. スコープや図鑑の共用はご遠慮ください。双眼鏡の貸し出しは中止します。

2022年1月の探鳥会

  • 1月2日(第一日曜日)9時00分 西岡水源池定例探鳥会
  • 1月9日(第二日曜日)9時00分 円山公園定例探鳥会
  • 1月16日(第三日曜日)9時00分 真駒内公園冬鳥探鳥会

2022年の新年会は中止です

コロナ感染拡大防止のため2022年の新年会は、開催いたしません。

詳しくは、「探鳥会へ行こう!」のページをご覧ください。

野鳥観察地の仲間入りした旭山記念公園

公益財団法人札幌市公園緑化協会 旭山記念公園職員 皆川 昌人

 十年一昔といいますが、10年前、旭山記念公園で継続的に野鳥観察・撮影をしていた人はほとんどいませんでした。わずかに夏鳥到来の頃に大きなレンズを抱えた人をちらほらと見かける程度。双眼鏡を持つ人もまずは見なかった。それが今では平日でも10人、土日で30人、シマエナガのハイシーズンには50人にもなろうかというくらいに賑わっています。

 都心から車で15分と近く、天然記念物の藻岩山につながる森があり、主な森林性野鳥が揃い、クマゲラまで見られるというポテンシャルがあるのになんだかもったいない、とかつては思ったものでした。「旭山記念公園はただ眺めがいいだけの場所で、野鳥が見られるなんて知らなかった」そんな声を今でも時々耳にしますが、それが一般のイメージだったのでしょう。桜や紅葉を愛でに来る人は以前からそれなりに多かったのですが。

 この状況の変化は、シマエナガブームとともに野鳥写真撮影者が爆発的に増え、それまで注目されていなかった旭山にも目が向けられたからではないかと思われます。公園で毎月開催している野鳥観察会も、以前は5月6月以外は参加者10人いくかいかないかくらいでしたが、今では月2回開催で毎回定員が埋まるほどになりました。

 2008年まで⾏われた旭山記念公園再整備計画における市⺠参加ワークショップの中で、冬の公園利⽤促進が課題として挙げられていましたが、図らずもシマエナガ撮影者が集まることでそれもクリアされました(家族でのそり滑りなど雪遊びと冬山登山者の利⽤も増えています)。

 旭山では今までに114種の野鳥が記録されており、それらにはサンショウクイなど1回から数回しか記録されていない種、コウライキジなどかつては見られたがもうずっと見られていない種、マガンなど上空通過の種も含まれています。毎年その時期になるとほぼ必ず見られる野鳥は70〜80種といったところです。

クマゲラ雄 2019 年1 月17 日旭山記念公園

 旭山記念公園は斜面にあって目線の高さや見下ろしで撮影する機会に恵まれ、「空抜け」にならない写真が撮りやすいという撮影者の声をよく聞きます。また旭山はほとんどが二次林で樹木が若く、低い位置の枝葉に鳥が来やすいのもよい点といえます。そして、市街地から近いことで、初めて野鳥観察・撮影をする人の「入口」的な場所としての意味合いが大きい。クマゲラ遭遇率も冬から春には高くなります。シマエナガ?ああ、よく見ますね。

 こうして、旭山記念公園は晴れて野鳥観察撮影地の仲間入りしたのでした。

 しかし、新たな問題が・・・ヒグマ。今年7月から3回公園内での目撃情報があり、その度に公園は全面閉鎖もしくは展望台周辺だけの一部開放という状況が夏から秋まで続きました。以前から藻岩山の尾根付近での目撃情報は毎年少なからずありましたが、公園内で複数回目撃というのは「まさか」ともいえる事態でした。

 ヒグマの生息頭数は増えているそうですが、まさに人と自然、市街地と山林の境に位置する旭山記念公園は、ヒグマとの付き合い方を真剣に考えるという局面に入ったといえるでしょう。

 ヒグマのことを意識した上で、「野鳥観察・撮影の入口」としてこれからも旭山記念公園が機能してゆくことと思います。

支部報「カッコウ」2021年 12月号より

Web版カッコウ12月号

日本野鳥の会札幌支部 支部報のWeb版カッコウ12月号がアップされました。
会員のみなさまから送っていただいた写真を掲載しております。支部会員の方は、ぜひともご覧ください。

Web版カッコウ12月号

Web版カッコウ12月号

Web版は、支部報発送月の1日に公開されます。
会員限定のため、紙版カッコウに記載されている「ユーザー名」と「パスワード」が必要になります。

カッコウ:https://kakko.sapporo-wbsj.org

2021年12月の探鳥会は支部会員限定で実施します

12月の探鳥会は支部会員限定、予約不要で実施いたします。
ただし、状況が変化したり、不測の事態が生じた場合には中止もあり得ますのでご了承ください。その場合は札幌支部のホームページでお知らせいたします。

※支部会員限定のため、参加費は無料です。
※当日までに会員になっていただける方も歓迎いたします。入会につきましては「入会案内」をご覧ください。
※探鳥会では「2022年 野鳥の会オリジナルカレンダー」を取り扱っています。当日の世話人にお尋ねください。

探鳥会に参加される方へのお願い

  1. 朝、検温をお願いします。
  2. 発熱及び体調不良の場合は参加を見合わせてください。
  3. 必ずマスクを着用し、しっかりと手洗いをしてください。
  4. 各自筆記具をご持参ください。
  5. 同じ鳥を見ようとして周りの人に近づき過ぎないように注意し、適切な距離を保つようご協力ください。
  6. スコープや図鑑の共用はご遠慮ください。双眼鏡の貸し出しは中止します。

2021年12月の探鳥会

  • 12月5日(第一日曜日)9時00分 西岡水源池定例探鳥会
  • 12月12日(第二日曜日)9時00分 円山公園定例探鳥会
  • 12月19日(第三日曜日)9時00分 北大構内クリスマス初心者探鳥会

詳しくは、「探鳥会へ行こう!」のページをご覧ください。

12月の探鳥会は支部会員限定で実施いたします

予約は必要ありませんが、支部会員の方のみですのでご了承ください

12月5日(第一日曜日)西岡水源池定例探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・西岡公園管理事務所前 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「澄川駅」から中央バス「西岡環状線」乗車、「西岡水源池」下車
  • 参加費・・・会員無料
  • 野鳥情報・・・ハイタカ、クマゲラ、キクイタダキなど

2019年はこんな鳥が見られました → 2019年12月1日 西岡水源池


より大きな地図で 野鳥の会 札幌支部 探鳥地 を表示

12月12日(第二日曜日)円山公園定例探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・円山公園南大通側入口 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「円山公園駅」から徒歩3分
  • 参加費・・・会員無料
  • 野鳥情報・・・ヤマゲラ、ミソサザイ、ウソなど

2019年はこんな鳥が見られました → 2019年12月8日 円山公園


より大きな地図で 野鳥の会 札幌支部 探鳥地 を表示

12月19日(第三日曜日)北大構内クリスマス初心者探鳥会

会員だけど、初心者の方。入会したばかりの方、今年入会したけど中止ばかりで残念だった人。歓迎いたします。

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・北海道大学正門(北9条西5丁目)9時集合
  • 交通・・・JR/地下鉄「札幌駅」北口から徒歩5分
  • 参加費・・・会員無料
  • 野鳥情報・・ツグミ、エナガ、マヒワなど

2019年はこんな鳥が見られました → 2019年12月22日 北大構内


より大きな地図で 野鳥の会 札幌支部 探鳥地 を表示

探鳥会に参加される方へのお願い

  1. 朝、検温をお願いします。
  2. 発熱及び体調不良の場合は参加を見合わせてください。
  3. 必ずマスクを着用し、しっかりと手洗いをしてください。
  4. 各自筆記具をご持参ください。
  5. 同じ鳥を見ようとして周りの人に近づき過ぎないように注意し、適切な距離を保つようご協力ください。
  6. スコープや図鑑の共用はご遠慮ください。双眼鏡の貸し出しは中止します。

探鳥会では「2022年 野鳥の会オリジナルカレンダー」を取り扱っています

当日の世話人にお尋ねください。

支部報カッコウWeb版

日本野鳥の会札幌支部の支部報カッコウがWeb版になりました。
現在通常通り支部会員の方には、郵送でお届けしておりますが、将来のことも睨んで会員限定ですが、Web版を作成いたしました。
札幌支部会員の方は、是非ご覧になって下さい。今月号の支部報にパスワード等の閲覧方法が載っております。

支部報カッコウ10・11月号

カッコウ:https://kakko.sapporo-wbsj.org
コメントなども付けられるようになっていますので、感想等お寄せいただけると嬉しいです。
また、紙面を飾る写真等も募集してますので、よろしくお願いします。

春国岱の秋の花、ウラギク

公益財団法人日本野鳥の会 春国岱原生野鳥公園担当レンジャー 稲葉 一将

 9⽉の春国岱の草原では、淡い紫⾊のウラギクの花が咲き始めます。ウラギクは、北海道東部や関東以⻄、四国、九州の塩分の多い湿地(塩性湿地)に生育するノギクの一種です。

 ウラギクは、生育環境が限られていることから、海岸の埋め立てなどにより全国的に減少しており、環境省のレッドリストでは、準絶滅危惧に指定されています。春国岱では、かつて木道沿いに高さ60cmほどのまとまった群落が見られましたが(写真1)、現在は、20cmほどの高さのものがまばらに生えている程度です。激減してしまった原因は、近年増加したエゾシカに食べられてしまったからです。

 エゾシカは、1年を通して春国岱に多数生息しており、特に秋から冬は、100頭以上の群れが見られます。春国岱は、食べ物が豊富で、狩猟・捕獲圧がないことからエゾシカにとって快適な場所になっていると思われます。エゾシカの増加は、ハマナス群落の減少や湿地の植物の踏み荒らしなども招いていており、春国岱の植生は危機的な状況に陥っています。

2005年9月13日に撮影されたウラギクの群落

 そこで、2014年に、ハマナス保護のため根室市歴史と自然の資料館と当会レンジャー等が参加する「根室ワイズユースの会」が共同で、一部の群落の周囲に防鹿柵を設置しました。柵の中では、ハマナスの樹高が伸び、エゾフウロやエゾノシシウドなどの草原の植物も多く復活してきました。また、2020年からは、環境省が中心となってエゾシカによるウラギクやアッケシソウなどの塩性湿地の植物の調査も始まりました。

 徐々にではありますが、春国岱の植生復活への道が切り開かれつつあります。秋風に揺れるウラギクの群落を再び見られる日もそう遠くないことかもしれません。

支部報「カッコウ」2021年 10,11月号より