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Sapporo Chapter Wild Bird Society of Japan

2023年6月の行事案内

6月からは、会員以外の一般の方も参加可能になります。お友達も誘ってぜひともご参加下さい。お待ちしております。

6月の探鳥会は、開始時間がいろいろあるので、ご注意くださいね。

感染状況によっては急遽中止されることもあります。ホームページで最新情報をご確認ください。

6月4日(第一日曜日)西岡水源池早朝探鳥会

  • 時間・・・5時~8時
  • 集合・・・西岡公園管理事務所前 5時集合
  • 交通・・・公共交通機関はありません
  • 参加費・・・会員無料、一般300円
  • 野鳥情報・・・アオバト、クマゲラ、オオムシクイなど

2019年の探鳥会記録はこちら → 2019年6月2日 西岡水源池


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6月4日(第一日曜日)西岡水源池定例探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・西岡公園管理事務所前 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「澄川駅」から中央バス「西岡環状線」乗車、「西岡水源池」下車
  • 参加費・・・会員無料、一般300円
  • 野鳥情報・・・カイツブリ、ヤマゲラ、キバシリなど

2019年の探鳥会記録はこちら → 2019年6月2日 西岡水源池


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6月11日(第二日曜日)円山公園定例探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・円山公園南大通側入口 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「円山公園駅」から徒歩3分
  • 参加費・・・会員無料、一般300円
  • 野鳥情報・・・オシドリ、キビタキ、メジロなど

2019年の探鳥会記録はこちら → 2019年6月9日 円山公園


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6月16日から18日(金、土、日)カッコウ生育調査

調査協力者募集(札幌支部会員の方)

E-mail:cuckoo@sapporo-wbsj.org

6月18日(日曜日)厚別川河畔林・カッコウ探鳥会

  • 時間・・・7時30分~10時30分
  • 集合・・・川下公園ピクニック広場駐車場 7時30分集合
  • 交通・・・地下鉄「白石駅」から7時00分発、中央バス「白24・川下線」に乗車、「八幡宮」下車、徒歩5分
  • 参加費・・・会員無料、一般300円
  • 野鳥情報・・オオジシギ、カッコウ、ホオアカなど

2019年の探鳥会記録はこちら → 2019年6月16日 厚別川河畔林


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6月25日(日曜日)石狩浜探鳥会

  • 時間・・・9時30分~12時
  • 集合・・・はまなすの丘ヴィジターセンター
  • 交通・・・中央バス札幌ターミナル7時55分発、「石狩行き」に乗車、終点「石狩」下車、徒歩15分。無料駐車場あり。
  • 参加費・・・会員無料、一般300円
  • 野鳥情報・・チゴハヤブサ、アカモズ、オオジュリンなど

2019年の探鳥会記録はこちら → 2019年6月30日 石狩浜

探鳥会に参加される方へのお願い

新型コロナ感染対策

感染症法上の位置づけが5類感染症に変更され、マスク着用も個人の判断となっていますが、新型コロナにかかる人はまだまだいます。一旦罹ると今後は、治療費も馬鹿にならなくなります。あくまで自己責任ですので、用心を怠らないようにしましょう。

  1. マスクの着用は、個人の判断でお願いします
  2. 発熱、体調の悪い方は参加をお控えください
  3. 手指のアルコール消毒をお願いします
  4. 大声や必要以上の会話はお控えください
  5. なるべく人との距離を保つ努力を
  6. 距離を保てない場合は会話をお控えください
  7. 裸眼で望遠鏡を覗くときはアクリル板の使用を
  8. 双眼鏡、図鑑、筆記具等の共用はご遠慮ください
  9. 写真撮影は人から離れて
  10. 観察ポイントの譲り合いを心がけてください
  11. 園内散策者とのすれ違い時、ご配慮ください
  12. 守られていない場合は世話人が注意することがあります
  13. 後日新型コロナウイルス感染が判明された方は必ずご連絡ください

Web版カッコウ 2023年5・6月号

Web版カッコウ 最新号がアップされました。

「みんなの写真」コーナーでは、会員のみなさま自慢の写真をたくさん投稿していただいています。今回は、あんまり見たことない鳥とか「私の鳥絵日記」や「リレーエッセイ 鳥参上」に偶然連動した写真など紙版カッコウとはちょっと違った楽しみもありますので、ぜひご覧ください。

日本野鳥の会札幌支部の支部報カッコウWeb版は会員限定で、奇数月の1日が最新版公開日となっております。

カッコウ2023.03-04

2023.03.01 カッコウWeb版

Web版は、読者のみなさまとの双方向のコミュニケーションツールともなっております。探鳥会で聞きたかった質問や、近所で見た野鳥情報などお待ちしております。気軽にご投稿ください。

Web版カッコウは、支部会員限定のためユーザー名とパスワードが必要になります。
なお、ユーザー名とパスワードは、郵送されてくる紙版カッコウに載っています。

入会希望者は、 入会案内 のページを見てね。

道央地域におけるタンチョウの今後

一般社団法人タンチョウ研究所 正富 欣之

タンチョウといえば、道東にいる鳥で道央地域ではめったに見られない・・・というのは10年以上前の話で、最近では2020年から⻑沼町の舞鶴遊⽔地で巣を造り、ヒナを育てています。ご存知の⽅も多くいらっしゃると思いますが、ほぼ道東に限定されていた分布は、道北、そして道央へと拡がってきています。今後の生息地拡大および分散を考えるうえで、これまで以上にきちんとした調査・研究が重要となります。

タンチョウ研究所では、タンチョウの生息状況を把握するために繁殖状況および越冬状況を調査しています。道央地域における繁殖状況については、巣の数だけではなく、卵やヒナ、そして幼鳥(飛べるようになったヒナ)のそれぞれの数を調査してます。

当然のこととして、調査に必要な時間と労力が増えますが、精度の高い結果が得られます。すべての繁殖つがいというわけにはいきませんが、可能な限りヒナの成鳥段階も考慮した調査を実施しています。

越冬期になると、多くのタンチョウは不凍河川がある場所に移動します。凍らない川は、ねぐらや採餌環境として重要です。道央地域で繁殖しているつがいは、冬になると場所を移動しますが同じ道央に留まっていることが調査で明らかになってきました。このような調査は、多くの個人・団体からのご協力を賜り、実施しています。

上記の調査とも関連することですが、タンチョウの行動や生態に関する調査・研究も行っています。具体例として、風切羽の換羽について調べています。タンチョウは両翼の初列と次列の風切羽とも同日ないし数日内に一⻫に抜け落ちるため、再生するまで飛べなくなります。多くの個体では1〜2年おきにこれらの風切羽の換羽が起こると考えられています。また、最初(亜成鳥)の換羽年齢については3齢という説もありましたが、2齢で起こる可能性がかなり高いということを明らかにしました。年齢を判別することで、将来的な営巣(繁殖)の可能性などを推測できるようになります。

タンチョウの巣(風力発電施設建設計画がある浜厚真の湿地、2021年5月)

タンチョウの巣(風力発電施設建設計画がある浜厚真の湿地、2021年5月)


今後も道央地域の個体数が増加するためには、繁殖可能な生息環境の保全が重要になると考えています。タンチョウが飛来して滞在する場所には、営巣に適した環境が残されているかもしれません。移動や滞在の目撃情報は保全策を検討するうえで、非常に重要なものです。道央地域でタンチョウを目撃された際には、当研究所にご一報いただきますようお願い申し上げます。

支部報「カッコウ」2023年 5・6月号より

2023年5月の行事案内

予約は必要ありませんが、支部会員の方のみですのでご了承ください。
なお、状況が変化したり、不測の事態が生じた場合には中止もあり得ます。その場合は札幌支部のホームページでお知らせいたします。
6月からは一般参加もできるようにする予定です。

5月7日(第一日曜日)西岡水源池定例ゴールデンウィーク探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・西岡公園管理事務所前 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「澄川駅」から中央バス「西岡環状線」乗車、「西岡水源池」下車
  • 参加費・・・会員無料
  • 野鳥情報・・・カワセミ、クロツグミ、イカルなど

2019年の探鳥会記録はこちら → 2019年5月5日 西岡水源池


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5月14日(第二日曜日)円山公園早朝バードウィーク探鳥会

  • 時間・・・6時30分~8時
  • 集合・・・円山公園南大通側入口 6時30分集合
  • 交通・・・地下鉄「円山公園駅」から徒歩3分
  • 参加費・・・会員無料
  • 野鳥情報・・・ビンズイ、コサメビタキ、ヤブサメなど

2019年の探鳥会記録はこちら → 2019年5月12日 円山公園

5月14日(第二日曜日)円山公園定例バードウィーク探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・円山公園南大通側入口 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「円山公園駅」から徒歩3分
  • 参加費・・・会員無料
  • 野鳥情報・・・マガモ、マミチャジナイ、オオルリなど

2019年の探鳥会記録はこちら → 2019年5月12日 円山公園


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5月28日(日曜日)手稲山口バッタ塚探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・手稲水再生プラザ駐車場 9時集合
  • 交通・・・JR手稲駅北口から8時28分発【循環手41 山口団地線】乗車、「山口団地6号棟前」下車、徒歩10分
  • 参加費・・・会員無料
  • 野鳥情報・・・アオサギ、ヒバリ、オオヨシキリなど

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探鳥会に参加される方へのお願い

新型コロナ感染対策

  1. 発熱、体調の悪い方は参加をお控えください
  2. 不織布マスクの着用をお願いします
  3. マスクを外す場合は人との距離を充分とってください
  4. 手指のアルコール消毒をお願いします
  5. 大声や必要以上の会話はお控えください
  6. なるべく人との距離を保つ努力を
  7. 距離を保てない場合は会話をお控えください
  8. 裸眼で望遠鏡を覗くときはアクリル板の使用を
  9. 双眼鏡、図鑑、筆記具等の共用はご遠慮ください
  10. 写真撮影は人から離れて
  11. 観察ポイントの譲り合いを心がけてください
  12. 園内散策者とのすれ違い時、ご配慮ください
  13. 守られていない場合は世話人が注意することがあります
  14. 後日新型コロナウイルス感染が判明された方は必ずご連絡ください

2023年4月2日 西岡水源池探鳥会

2023年4月2日 西岡水源池

  • オシドリ
  • マガモ
  • コガモ
  • キンクロハジロ
  • カワアイサ
  • カイツブリ
  • キジバト
  • トビ
  • オオタカ
  • ノスリ
  • コゲラ
  • オオアカゲラ
  • アカゲラ
  • ハシボソガラス
  • ハシブトガラス
  • キクイタダキ
  • ハシブトガラ
  • ヤマガラ
  • ヒガラ
  • シジュウカラ
  • ヒヨドリ
  • エナガ
  • ゴジュウカラ
  • キバシリ
  • カワラヒワ
  • ベニマシコ
  • 合計:26種
  • 天気:晴れ
  • 地域メッシュ:6441-333

2023年4月の行事案内

4月の探鳥会は支部会員限定で実施いたします

予約は必要ありませんが、支部会員の方のみですのでご了承ください
なお、状況が変化したり、不測の事態が生じた場合には中止もあり得ますのでご了承ください。その場合は札幌支部のホームページでお知らせいたします。

4月2日(第一日曜日)西岡水源池定例探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・西岡公園管理事務所前 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「澄川駅」から中央バス「西岡環状線」乗車、「西岡水源池」下車
  • 参加費・・・会員無料
  • 野鳥情報・・・カワアイサ、オオタカ、クマゲラなど

3年前(!)はこんな鳥が見られました → 2019年4月7日 西岡水源池


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4月9日(第二日曜日)円山公園定例探鳥会>

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・円山公園南大通側入口 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「円山公園駅」から徒歩3分
  • 参加費・・・会員無料
  • 野鳥情報・・・オシドリ、ハクセキレイ、カワラヒワなど

3年前はこんな鳥が見られました → 2019年4月14日 円山公園


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4月29日(土・祝日)会員限定 北大構内初心者探鳥会

会員だけど、初心者の方。入会したばかりの方、去年入会したけど中止ばかりで残念だった人。歓迎いたします。

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・北海道大学正門(北9条西5丁目)9時集合
  • 交通・・・JR/地下鉄「札幌駅」北口から徒歩5分
  • 参加費・・・会員無料
  • 野鳥情報・・ルリビタキ、ウグイス、コムクドリなど

3年前はこんな鳥が見られました → 2019年4月29日 北大構内


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2023年度の会費は探鳥会でも受付けています。
当日の世話人へお渡し、必ず領収書を受け取ってください。

2023年3月5日 西岡水源池探鳥会

2023年3月5日 西岡水源池

  • トビ
  • コゲラ
  • オオアカゲラ
  • アカゲラ
  • クマゲラ
  • ヤマゲラ
  • カケス
  • ハシブトガラス
  • ハシブトガラ
  • ヤマガラ
  • ヒガラ
  • シジュウカラ
  • ヒヨドリ
  • エナガ
  • ゴジュウカラ
  • キバシリ
  • ツグミ
  • スズメ
  • カワラヒワ
  • 合計:19種
  • 天気:晴れ
  • 地域メッシュ:6441-333

Web版カッコウ 2023年3・4月号

Web版カッコウ 最新号がアップされました。
特集は、「野鳥の学名余話」、支部幹事 柿﨑熙さんによる、気になる野鳥の学名や和名の興味深いこぼれ話と柿﨑さん直筆の野鳥の絵が楽しめます。
また今月号からは、新連載 赤城真由美さんの「私の鳥絵日記」が始まりました。
紙版には無い、会員のみなさま撮影の写真もたくさん載っています。紙版が届いた人も、「おかわり」のつもりで覗いてみてね!
Web版は、読者のみなさまとの双方向のコミュニケーションツールともなっております。探鳥会で聞きたかった質問や、近所で見た野鳥情報などお待ちしております。気軽にご投稿ください。

日本野鳥の会札幌支部の支部報カッコウWeb版は会員限定で、奇数月の1日が最新版公開日となっております。

2023.03.01 カッコウWeb版

Web版カッコウは、支部会員限定のためユーザー名とパスワードが必要になります。
なお、ユーザー名とパスワードは、郵送されてくる紙版カッコウに載っています。

入会希望者は、 入会案内 のページを見てね。

西岡水源池の遷移

公益財団法人札幌市公園緑化協会/西岡公園管理事務所 山口貴司

札幌市豊平区の南端に位置する西岡水源池。ここは、110年以上前に月寒川を堰き止めて作られた所謂ダム湖です。かつては開拓使の官林であった森林になぜ湖を作ったのかというと、陸軍第7師団が創設された当時、水不足に悩む地域でもあった月寒村では兵舎までの水道が必要になり、水源池を造ることとなったのです。その後、農業用水にも配分されるようになり、地域の水源として必要不可欠な存在となった西岡水源池ですが、実は長い年月をかけて池のまわりの環境もゆっくりと変化してきました。
池の上流部には、川の堆積物によって湿原が広がり、そこでは一面にヨシが生え、ミズバショウやツリフネソウなどの湿性植物を多く観察できるようになりました。多様な水環境に合わせるように、水環境の指標生物ともいえるトンボをはじめとした様々な昆虫を観察できるようになり、更に上位の捕食者となる野鳥も多くの種を確認できるようになりました。

そんな湿原ですが、20~30年程前から枯れた植物の堆積や木道の影響による川の直線化によるものと予想される、湿原の乾燥化が進んでいることが分かってきました。湿原はいずれ自然の遷移によって乾燥化していくと言われますが、日本野鳥の会札幌支部をはじめとした西岡公園を楽しむ様々な方と「人的要因による乾燥化を避けられないか」「木道の在り方はどうするべきか」など話し合う場を設け続けてきた結果、公園施設である木道を架け替える時期を迎え、これまでの話し合いを元に、新たな木道の架け替え工事を実施出来たのです。

令和2年春に完成した木道は、人が立ち入らないエリアを設ける散策ルートにしたことで、湿原の全域を歩いて回れるような形ではなくなりましたが、直線化していた川に覆いかぶさるように湿生植物が繁茂するようになるなど、今後の変化が楽しみなところでもあります。

これからの季節の西岡公園は、3月下旬にミズバショウが見えはじめ、4月に入るとエゾアカガエルの鳴き声が聞こえるようになります。水源池一面を覆っていた氷が融け始めると、マガモやカイツブリ、カワアイサなどの水鳥たちがやってきて、もう少しで来るであろう夏鳥たちの到来も予感させてくれます。

西岡水源池を中心に据える西岡公園は、ひとつの公園の中に川や池、湿原など様々な水環境があることで、多くの動植物に出会えます。その一方で、水環境の変化や、同時に進むであろう動植物の変化もきっとあるでしょう。ひとときの自然を楽しんでいただくのはもちろん、ゆったりとした自然の遷移も長い目で楽しんでいただけると嬉しいです。ご来園の際には、是非管理事務所にもお立ち寄りください。

支部報「カッコウ」2023年3・4月号より

オオムラサキ

久しぶりに会員の問田さんから絵が届きました。

オオムラサキ

オオムラサキ

(作:問田 高宏)

オオムラサキは生態が解明されていて、今更標本が何なの?と言われそうですが、一生懸命描きました。
八剣山南登山口で2001年夏に採集のオス個体です。
問田