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Sapporo Chapter Wild Bird Society of Japan

鳥型ロボット SmartBird

デジタルバードウォッチング 連載第2回

本日ご紹介するのは、ちょっと前のネタですが、Festoというドイツに本拠地を置く空気圧機器の世界トップメーカーが作った鳥型ロボット SmartBird です。

アトムから始まって、鉄人28号、マジンガーZ、ドラえもん、ガンダム、エヴァンゲリオンと日本は数々のロボットを作って来ましたが(あれ、みんなアニメか)もちろん外国でもロボットは作られています。

ホンダのアシモを初めて見た時、ロボットらしからぬ滑らかな動きにびっくり仰天したものでした。
このSmartBirdも実に滑らかな動きで、文字通り鳥のように空を飛びます。

カモメに似せたSmartBirdは、翼を上下に動かすと同時に角度をつけて翼をねじることで鳥のように飛ぶのだそうです。

このロボットの研究テーマは少ないエネルギーでいかに効率的に動かすかということのようで、そのために動物を真似た動きを追求しているのですね。
日本の家電メーカーも最近は生物の体の仕組みを模倣して効率を上げることに熱心ですが、Festoも生物型ロボットをいろいろ作りながら、その仕組を探求しているのでしょう。

この会社は、他にも鳥系では水中を泳ぐペンギン型ロボットや優雅に空中を飛ぶペンギンロボット(こちらは翼で飛んでいるのではなく、気球に付けた翼で動きを制御しているだけ。)などいろいろ作っています。

その他のロボット

  • Festo:Festo本社のウェブサイトです。
  • SmartBird – bird flight deciphered:SmartBirdの詳細はこちら。
    特に「Making-of」の動画はちょっと長いですが、ゼロから始めた製作過程が面白いです。また、地面から羽ばたいて飛び上がる場面にはちょっとびっくり。このくらいの羽ばたきで浮き上がるってことは、よほど効率の良い空気の捉え方をしてるんでしょうね。

さえずりナビ

デジタルバードウォッチング 連載第1回

IT(情報技術 ー この言い方もう古いかな)を駆使してインドアでも野鳥を楽しめればいいなというコーナーです。勝手に第1回とかいってますが、2回目があるかどうかはわかりません。
ネットで見つけた野鳥に関する(あるいは無理やり野鳥に関連しそうな)ソフトやウェブサイト、便利な技など紹介します。

それではさっそく。第1回目でご紹介するのは野鳥の鳴き声検索システム「さえずりナビ」です。
あれ、この鳥の鳴き声は誰?そんなとき活躍するのが「さえずりナビ」iPhoneの無料アプリです。

「さえずりナビ」は,場所,季節,声のタイプなどから,あなたが聞いた鳥の可能性のある種のリストを示してくれます。そして,その声を聞くことができます。

さえずりナビ(http://www.saezurinavi.com/)紹介文より

何度聴いても鳥の声を聞き分けられない私にピッタリと思い、さっそくダウンロードしてみました。

アプリを起動すると地図が出るので鳥の声を聞いた場所を指定します。まずは適当に入れてみました。近くの円山公園を・・・地図上を2回ポンポンとたたくとピンが立ちます。青い右向きアイコンをタップすると、検索条件設定が開くのでとりあえずここも適当に入力っと。「検索」ボタンを押すとこの鳥かな?と数種類の候補が出てきます。
ん、カササギも?・・・いないとも言い切れないか。
候補の鳥をタップすると詳細が現れるので、そこで鳥の鳴き声を聞いてみることができます。

さえずりナビ-01さえずりナビ-02さえずりナビ-03

バージョンを重ねてデータベースが充実してくれば、けっこう使えるかも。
家の近所で検索して、いろいろ出てきた鳥の声を聞くだけでも楽しいアプリです。

iPhoneアプリ:さえずりナビ(無料)

西岡公園閉鎖解除

10月の西岡水源池定例探鳥会直後にクマの目撃情報により公園が閉鎖されていましたが先週解除されています。
西岡公園のホームページによると

10月23日(火)午前9時をもって、公園閉鎖を解除しました
ヒグマの目撃により10月8日(月)から全面閉鎖しておりましたが、その後目撃情報もなく、痕跡も確認されなかったことから、10月23日(火)午前9時をもって、閉鎖を解除しました。

とのことです。
この後クマさんがでなければ、11月4日の西岡水源池定例探鳥会は予定通り出来そうですね。