*

Sapporo Chapter Wild Bird Society of Japan

期間限定陽気な落ち葉

枯葉、落ち葉、のイメージはもの悲しさ寂しさが感じられます。♪枯葉、♪落ち葉が雪に、文学では葉っぱのフレディーなどもそういう扱いではないでしょうか。

ところが雪国札幌では期間限定で陽気な?落ち葉が現れます。今年も11月17日の都心に出現しました。

アカナラ、イチョウ、ポプラ、を始め細い葉のヤナギも例外ではありません。雪が降り枝に残った枯葉が落ちて地面に立ちます。陽をうけて揺らぐ様は人々に陽気な雰囲気を感じさせるのではないでしょうか。

中島公園、円山公園、北大構内など都心部でも見られます。青空を背景にした舞台背景の派手さはないし、地面に葉が立つのは一日二日でやがて濡れ落ち葉状態になるのであまり気が付かれていないようです。立ち落ち葉ウオッチャーを自認するadaは樹の枝に残る枯葉と降雪と陽光のタイミングが揃った17日に北大構内に出向いて楽しみました。

北大構内は観光スポットにもなっているようで、内外の観光客が構内を散策していました。イチョウは既に葉が落ちていましたが、正門入って中央ローン近くの樹(スズカケノキでしょうか)は黄葉を一杯つけていて、樹の下には葉が立つ光景を見せてくれていました。青空と黄葉に目を向ける方が多い中に足元で立っている落ち葉に興味を惹かれた方に同感を覚えて、失礼ながらその様子をカメラに入れたものでした。(これは肖像権で問題があるとして訴えられる可能性が・・・)

 

カラスの勝手というけれど・・

カッコウ8・9月合併号特集は「8月以降のカラスの行動について」でした。項目★困った行動について の項ではそうなんだあという興味深い行動を知りました。私は公園でコンビニの弁当を使うことがありますが、カラスが近づく困った行動に困惑することがあります。

旭丘公園ではワイフがお結びをさらわれた事がありました。その技は巧みで意表をついてさらって行きました。

ベンチでお弁当を使う外国人のそばで隙を窺うカラスです。

この場合はカラスの被害はありませんでした。

 

自転車の前籠に溢れんばかりのスーパーからの食材を入れて運ぶ少女です。お使いを頼まれたのでしょう。

カラスがそれを狙う様子です。自転車のハンドルが揺れる様子で荷の重さを思わせます。この場合はカラスの贔屓は出来ません。

彼女が無事にお使いを済ますことが出来ますように。

自転車の前籠は結構狙われているようです。私も前籠に入れたトートバッグを狙われたことがありました。中身はカラスの狙いと違っていたと思いますが散らかされてしまいました。

15日の中島公園でカッコウ8・9月特集記事を担当されたNPO法人札幌カラス研究会の中村眞樹子代表をお見かけしました。今回はそのつながりで近所のカラスの話題を記しました。中島公園での代表は白い鷺を一瞥するも、公園を飛び交うカラスに注目されているようすが流石でした。

中島公園にダイサギ?

15日の中島公園に白い鷺が飛来しました。

 

都心部の積雪なので「来ているかな?」の予感が的中しました。

 

豊平川からの水は二筋に分かれ、菖蒲池へと音楽堂キタラの裏を流れます。二筋の流れは公園を出る付近で合流し創成川になっています。

 

ここは一筋の流れが菖蒲へ流れ込む浅瀬で、ウグイなどが獲りやすいのかも知れません。

 

フィールドガイド日本の野鳥で参照すると、長い首と嘴の根元と黒い脚先などからダイサギだろうと思います。

昨年は道庁前庭池にも飛来していました。この個体なのでしょうか。

 

 

円山公園探鳥会翌日の中島公園

微風晴天でした。19号台風のニュースは衝撃的でした。75人が亡くなって、なお13人が行方不明。命があっても日常生活が出来なくなっている方も大勢とは言葉がありません。

晴天微風の14日、中島公園へ行きました。その日15度の気温は長時間の野外行動には良い条件です。

 

若いアオサギが独特の姿勢で日光浴をしていました。

池には何時ものマガモ20羽ほどと数羽のオシドリが泳いでいました。

のどかな何時もの風景がありました。

 

 

ボートが近づいてきてもアオサギは動じません。

あの強かった警戒心を、場所に応じて強弱をつける頭の良さを身に着けているようです。

こののち小魚を獲って柳の木に移動しました。

 

8・9月号カッコウの特集カラスがアオサギにちょっかいっかいを出していました。

因みに、年明けのカッコウ1・2月合併号はアオサギの特集です。

 

 

 

 

「期待の出会いや肩透かし、思わぬ出会いの楽しさ」

バードウォッチングの面白さを一言でいえば、表題のようにも言えると思います。

鳥日和「そういえばのこと」を拝見して、案内人のオ・モ・テ・ナ・シの姿勢を見た思いがします。フィールドの下見なんですね。良い仕事をするために、下ごしらえ(料理)、下書き、下調べ、下支え、下洗い、下穴(太い釘を打つ前に錐で開ける穴)下染め、などを思い出します。

下って、大野池に来る鴨は体に降り掛かる池の噴水を楽しんでいるようです。陽が当たると降り掛かった水玉が双眼鏡で見ると一瞬虹色になる事があります。その発見を、いつか興味を持ってくれる人たちと共有する事があればいいなと思っています。

 

 

シギチ賑やか

うすちゃんカンパニーさんからの精力的な石狩の賑やかなシギチの様子をありがとう。フィールドの様子を楽しませて戴きました。

こちら街中、大野池。

池に映る大空の様子を捉えました。

流れる雲に石狩の鳥たちを思い浮かべています。

命はつないだヤンマたち

元気に飛び回っていた大野池のヤンマトンボも、命を繋ぐ産卵は終盤に入ったようです。

羽を痛めて飛ぶ様子にも力尽くした様子が窺えます。

 

 

体をよじって飛ぶときにも、首というのか頭を正面にむけて態勢を維持している写真が偶然撮れました。

鳥の場合も同じようだと知ります。

 

 

 

オオルリボシヤンマが休憩をしている場面もゲット出来ました。ヤンマトンボは樹で休むと聞いていましたが、見るのは初めてでした。赤トンボが竿の先でも平らに止まるのと違って、縦に停まる形が多いのだろうなと納得しました。

 

大野池鳥影無

 

大野池にはお目当てのオシドリも居ませんでした。狭いフィールドなので、こういう日もあります。それだけに、カワセミやアオサギなどの出現には他所にないプレミアム付きのハプニングになります。

池の中央に設置された噴水の飛沫が水面に落ちる形を楽しむことにしました。

 

飛沫を潜り抜けて飛ぶオオルリボシヤンマ。

 

うすちゃんカンパニーさんの、石狩川河口の風景を思いだすシギやチドリたちの画像をありがとうございました。

 

 

 

アオサギ(幼鳥)飛来

9月4日11:00am頃、大野池上空3・4メートルにアオサギが降下してきました。池の周りには4・5人の人がいましたのでアオサギは池には下りずに池岸の木に停まりました。が、池に降りたい風情でしばらく留まっていました。池には5センチ前後の魚がいますので、彼(彼女)は恐らく早朝に来ているのだと思います。でも人がいる真昼間の池に近づくとは意外でした。

 

 

札幌には複数個所のコロニーがあるそうなので、そこから巣立った個体かなあと想像しました。

 

 

 

 

池に降りるのかな?と待っていたら、思いとどまるように飛び去ってゆきました。

 

 

 

噴水は稼働していました。どうやら日曜日は噴水も休むようですね。

 

 

 

 

 

今日もオオルシボシヤンマの産卵行動が見られました。水中の草の茎に卵を念入りにくっつけて居るような姿勢が印象的です。

 

 

 

 

溶け込みウオッチング

お墓になんか居ないで大気に溶け込む人もいらっしゃいますが、生きながら小さな自然に溶け込む世界も有りかなと思います。

北大構内大野池です。

札幌支部探鳥フィールドで30種前後の鳥たちや、足元の植物たちを観察できるフィールドではありませんが、意外性のある発見が期待出来ます。

ふと、オシドリが出てくれました。

図鑑でみると、エゾアカガエルなのかなと思いますが・・・。

 

時折カエルと思われる合唱めいた草原からの声は彼らかと想像します。

 

 

9月1日、通り雨の後にトンボの乱舞がありました。

 

 

防災の日と関係があるのかどうかこの日、池の噴水は止まっていました。

 

 

ヤンマトンボが動きを少なくするのは産卵する♀しか見たことがありません。彼女はオオルリボシヤンマだと思います。

♂が何かに止まるのを見るのは少ないと思います。

 

 

 

 

ギンヤンマの産卵もありました。

ここでは昨年に比べてルリイトトンボの姿がとても減りました。

 

赤トンボといわれるアキアカネでしょうか、彼らはよく飛んでいました。

同じところに飛んでは止まり飛んでは止まりの繰り返しも楽しい風景です。

話は飛びます。

札幌支部は風車問題に取り組んでいます。風車に大型の鳥が当たって死ぬ事が多いそうですが、風車の無い風力発電を知りました。地上に建てた柱が風に揺れて発電するそうです。風車より効率が低いそうですが研究が進めばもしかしたらという期待です。

大空の風になった人たちが、発電柱を揺らしてくれる日を想像します。そうしたら、わたしも一緒に溶け込ませていただくかもしれません。