(札幌支部ではこの冬「さっぽろ 庭にくる野鳥の調査」を実施します)
カッコウ1・2月合併号と、この鳥日和で札幌支部長新年のごあいさつにある表記の調査の目的、要領、を12月号で読みました。私の住まいの窓からは電線とビルの壁しか見えないので、一寸買い物で外に出てみました。
昨日はお昼を回っていたし、雪空で15分間同じ場所に留まる観察の条件に合いませんので、調査の対象にはなりませんが500㍍程の道のりに意外にスズメは居ました。一時数を減らしたスズメが戻ってきたような感じがします。私たちの調査協力でデータが集まることを期待します。
近くのマンションの塀にスズメが居ました。
生鮮市場の近くの木にスズメの群れがいて高い鳴き声がました。聞く方の心情でそう聞こえるのかもしれませんが、これからの彼等の鳴き声は弾むような張りがある気がします。
北大構内探鳥会翌日
北大構内近くに住んでいますが、クリスマス探鳥会には参加できませんでした。翌24日、北大構内を散歩しました。何時も思うことですが、探鳥会に鳥が出るというのか、出るところへ案内する世話人さんの超能力のようなものに感嘆するのです。24日には中央ローンの水路で水浴びするカラスしか目に出来ませんでした。中央ローンの片隅に西洋風の雪だるまがありました。西洋からの留学生が造ったのでしょう。
観光スポットにもなっているクラーク博士像横のアカナラの枯れ葉が未だ枝に有るのが印象的でした。
正門近くの石碑も印象的です。何時も思うのですが、クラーク博士が北海道を離れる時に学生たちに贈った有名な言葉です。Boys, be ambitious.は「青年よ大志を抱け」と和訳されています。それに関連したように北大正門入って間もなくの右手の石碑に「大志を抱いて」と刻まれていますが、主語と述語が曖昧な不思議な語句に見えます。学問の府の石碑に刻まれているのできっと深い意味があるに違いないと思うのですが、分からないで居ます。
大通り西2丁目をねぐらにするムクドリⅢ
6年前(2007年)12月2日の大通り西2丁目のプラタナスのねぐらです。ムクドリⅡで紹介した角印の樹です。鮨詰め状態でねぐらにやすむムクドリです(写真)。夕暮れ迫る空から、数十羽づつの群れが集まってきてジャージャーという騒がしい声で休んでいます。夜が更けるとジャージャーの鳴き声は少なくなりますが、朝6時頃になるとまた啼き声が高くなって、一斉に飛び立って二つか三つの群れに分かれて北西の方向へ行ったように見えました(写真)。
以前のプラタナスのねぐらの下に設置されている電話ボックスは、その前からムクドリのフン害に悩まされていました。現在は、ねぐらが公園をはさんで北側丸印のプラタナスに代わったので、電話ボックスはフン害から逃れています(写真)。
さて、ムクドリが2丁目のねぐらを変えた理由の推理ですが、電話ボックスのフン害に悩まされる管理者が、何らかの方法でムクドリに立ち退きをお願いして、ムクドリたちも樹を代える事で解決を図ったのでは・・・?
大通り西2丁目をねぐらにするムクドリⅡ
丸印を付けた2丁目のプラタナスをねぐらにするムクドリの話題に追加します。このねぐらの樹はこの時期に3・4年前から使われているようです。それ以前は右に見える角印のプラタナスがねぐらに使われていました。現在のねぐら(丸印)のプラタナスも公園の遊歩道に接する位置に立っていますが、樹の下に立ち入り禁止の規制テープが張られています。通行人にねぐらからの糞がかからない様にしているようです。樹のしたで糞に混じる何かをドバトが食べているようにみえたので、デジカメしてみました。
ムクドリが2丁目の樹を選ぶわけは分かりませんが、数年前に丸印にねぐらを変えたわけを推理してみました。人間が角印の樹のねぐらを牽制したのではないかと思うのです。理由は次のムクドリⅢでご覧ください。(写真と文をこれ以上続けると、私にはこの枠内に収めることが出来なくなります)
大通り西2丁目をねぐらにするムクドリ
12月13日のHTBテレビ、ローカル番組「いちおし」にmasiさんが出演しているのを見ました。大通り西2丁目プラタナスの樹をねぐらにするムクドリに関したコメントをサービスしていらっしゃいました。画像からは昨年一昨年にねぐらになった同じ樹のようでした。masiさんの分かりやすく端的な解説に納得でした。鳥への関心が人とのかかわりを考える上で大切と思われるので、野鳥の会の出番であり適役を果たしてくださいました。
そこはミュンヘンクリスマス市inさっぽろ会場に接する樹なので、通行人に糞がかかる事がないように願っています。以前は大通公園の南側のへりに立つプラタナスをねぐらにしていたことがありますので、その年によってねぐらの樹を変えることがあるようです。
探鳥と払鳥
知事公館の庭が公開されているので、探鳥に出かけました。小鳥の声がして、樹を見上げましたが・・。どこかに居る事は分かりますが、動いてもらわないと見当がつきません。すると、すぐ横の樹の幹を降りてくるゴジュウカラでした。フイフイフイと囀ってくれると姿を見なくてもゴジュウカラと分かりますが、地啼きというのでしょうか、チチチなんて啼かれるとちっとも分かりません。ヒヨドリが元気でしたが、探鳥の場を道庁前庭に移しました。
ベンチでお弁当を開くと、すぐ現われたのはカラスでした。彼等の目的は分かりました。私たちはギンナンの実を拾って彼等に投げつけて、弁当のおすそ分けを拒否する事を伝えました。これを探鳥に倣って避鳥と造語しました。追い払ったのだから払鳥かなあ。今年、札幌市街地で生まれたと思われるカモメの幼鳥と、常連客のマガモが並ぶ光景は海岸では見られないでしょう。