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Sapporo Chapter Wild Bird Society of Japan

「風力発電による健康被害者の生の声を聞く」

「風力発電による健康被害者の生の声を聞く」パンフレット

本当に急で申し訳ないですが、お知らせをひとつ。

「風力発電による健康被害者の生の声を聞く」シンポジウム

  • 2016年9月17日(土)13時〜17時
  • 北海学園大学豊平校舎7号館 3F D-30教室(地下鉄東豊線「学園前」駅下車)
  • 資料代:500円

このシンポジウムに野鳥の会札幌支部の猿子副支部長が「野鳥たちは石狩が大好き」というテーマで15分ほどお話しします。
時間は14時45分過ぎくらいからです。

風力発電に関心のある方、ぜひともご参加下さい。猿子さんに関心のある方もどうぞ。
500円かかります。詳しくはパンフレット(PDF)画像を開いて下さい。

集合場所訂正 9月18日 室蘭タカの渡り探鳥会

行事案内「探鳥会へ行こう!」の集合場所が間違っていました。
ゴメンナサイ。
今年から室蘭タカの渡り探鳥会集合場所は、マスイチ展望台から室蘭市唐松平に変更になっています。
唐松平は測量山の真下の公園です。

  • 時間・・・9時30分~12時
  • 集合・・・室蘭マスイチ展望台
    今年から室蘭市唐松平になりました。 9時30分集合
  • 交通・・・集合地までの公共交通はありません
  • 参加費・・・会員無料、一般300円
  • 野鳥情報・・・ノスリ、ツミ、ハヤブサなど

2016年9月の行事案内

9月4日(第一日曜日)西岡水源池定例探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・西岡公園管理事務所前 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「澄川駅」から中央バス「西岡環状線」乗車、「西岡水源池」下車
  • 参加費・・・会員無料、非会員300円
  • 野鳥情報・・・カワセミ、アオバト、ハリオアマツバメなど

去年の探鳥会記録はこちら → 2015年9月6日 西岡水源池


より大きな地図で 野鳥の会 札幌支部 探鳥地 を表示

9月11日(第二日曜日)円山公園定例探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・円山公園南大通側入口 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「円山公園駅」から徒歩3分
  • 参加費・・・会員無料、非会員300円
  • 野鳥情報・・・オシドリ、キバシリ、キセキレイなど

去年の探鳥会記録はこちら → 2015年9月13日 円山公園


より大きな地図で 野鳥の会 札幌支部 探鳥地 を表示

9月18日(第三日曜日)室蘭タカの渡り探鳥会

  • 時間・・・9時30分~12時
  • 集合・・・室蘭マスイチ展望台
    今年から室蘭市唐松平になりました。 9時30分集合
  • 交通・・・集合地までの公共交通はありません
  • 参加費・・・会員無料、一般300円
  • 野鳥情報・・・ノスリ、ツミ、ハヤブサなど

去年の探鳥会記録はこちら → 2015年9月20日 室蘭

アリゾナでのキャンプ取材

 

北海道新聞社写真部 富田茂樹

 

今冬、アメリカのアリゾナ州でプロ野球日本ハム球団が29年ぶりの海外キャンプを行いました。18日間の期間中、取材班の一員としてチームに同行し、写真撮影を担当しました。

キャンプ取材はスズメではなく、えたいの知れない極彩色の小鳥のさえずりが聞こえる早朝から始まります。クラブハウスに入る選手を待ち構え、準備運動から始まり打撃練習、投球練習、守備練習、紅白戦、個人練習、居残り練習・・・。宿舎へ戻る最後の選手を見届けると、空には一番星がきらり。なかなかハードな取材でしたが、ひそかな楽しみは「バードウオッチング」でした。

鳥好きであれば誰しもそうなのではないかと思いますが、海外へ行くと真っ先に目に入るのは野鳥です。見慣れた顔ではないカラスやハト、その名前の見当もつかないような鳥を眺めながら異国情緒を味わうことができます。が、しかし、アリゾナでのバードウオッチング中、室蘭市の地球岬を思い起こさせる瞬間がありました。

キャンプ中盤に行われた紅白戦を撮影中、上空からキィーキィーとどこかで聞いたことがある鳴き声が耳に入ってきました。ファインダーから目を外して空を見ると、3羽のハヤブサが捕らえた獲物を巡って空中戦を繰り広げるというなんとも豪勢な光景です。地球岬には何度か取材で通いましたが、こんな瞬間には出会えませんでした。心の中で「これはすごい」と絶叫しましたが、バッターボックスではバットを持った大谷選手が凛として構えています。大谷選手か、ハヤブサか・・・。上空にレンズを向けたい気持ちをぐっと抑えるしかありませんでした。

灼熱の太陽が照りつける昼下がり、スタジアムで集合写真を撮影中の時のことです。若い選手が「蜂だ」と叫び、逃げ回っていましたが、よく見ると虫ではなく鳥です。アメリカ駐在の他紙カメラマンに聞くと「ハミングバード(ハチドリ)だよ。家の庭によく来るんだよね」とのこと。慌ててカメラを構えましたが、あまりにも素早く、行き先の想像がつかないホバリング飛行を繰り返し、なかなかファインダーに収まりませんでした。きらびやかな羽の色はカワセミのようで、空飛ぶ宝石と呼ばれるのにも納得です。キャンプ期間中、ハチドリには幾度となく出会うことができました。

現地では幸運のシンボルとされるハチドリ。「蜂」におびえていた若い選手ですが、昨シーズンを上回るペースの活躍を見せています。

キャンプ地アリゾナの樹上で羽を休めるハチドリ

キャンプ地アリゾナの樹上で羽を休めるハチドリ

支部報「カッコウ」2016年8・9月号より

2016年8月の行事案内

8月7日(第一日曜日)西岡水源池定例探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・西岡公園管理事務所前 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「澄川駅」から中央バス「西岡環状線」乗車、「西岡水源池」下車
  • 参加費・・・会員無料、非会員300円
  • 野鳥情報・・・カワセミ、アオバト、ハリオアマツバメなど

去年の探鳥会記録はこちら → 2015年8月2日 西岡水源池


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8月14日(第二日曜日)円山公園定例探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・円山公園南大通側入口 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「円山公園駅」から徒歩3分
  • 参加費・・・会員無料、非会員300円
  • 野鳥情報・・・オシドリ、キビタキ、キセキレイなど

去年の探鳥会記録はこちら → 2015年8月9日 円山公園


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札幌支部事務局・夏休み期間
8月11日(木)~18日(木)まではお休みです。

鳥好き市民の活動こそ自然保護の原点

 

NPO法人タンチョウ保護研究グループ  百瀬邦和

10P鳥参写真

私の鳥との本格的な関わりは千葉で先輩たちの活動に参加するようになってからです。行徳野鳥保護区でアルバイトやボランティアをしたり、全国を巡って鳥の標識調査をしたりしました。トキの捕獲は結果的に苦い経験になりました。その後は山階鳥類研究所の標本室で山のような標本を相手にする傍ら、「生きた鳥と接する」ことを口実にタンチョウやアホウドリに関わってきました。標本室ではリョコウバトやカロライナインコなどの絶滅種も身近でした。鳥好きな私が「今できることは何だろうか」という思いから、釧路に移ってタンチョウの保護研究に特化している今のグループで活動し始めて12年になります。代表をしている法人名が目指している「研究」まで手が届いていないのが残念ですが。

 

北海道のタンチョウは人馴れが進み、おそらくそれが影響して今や2,000羽に迫る程にまで数が増えました。しかし、かつて日本や朝鮮半島でトキやコウノトリが人間に近すぎたことで絶滅したことを思えば、数が増えただけで安心できる訳はありません。北海道のタンチョウが抱えている問題の背景は、同種だけでなく似た環境にある他種の存続にも深く関わっていると考えています。私たちが今できることは何だろうか!そう考えて、私たちは深刻な状況にある中国での、学生による子供たちを対象とした環境教育に力を入れています。また、釧路で市民参加によるタンチョウの調査も行っています。鳥を通して自然のことを知り、鳥のいる良好な自然環境が好きな人が一人でも多くなってもらわなければ、鳥や自然はどうでも良いという人ばかりになってしまいますから。

 

鳥好き人間の私は、どうしても鳥を通して自然を感じ、自然を愛おしく思う傾向があります。そう考えると鳥のファンを増やすことは市民向けの立派な環境教育でしょう。札幌支部の日頃の活動の一部は正にその点でしょうが、それに加えて一つの提案があります。私は札幌支部がかつて行なったカッコウキャンペーンが一時代をリードしたと思っていますが、今度は「鳥の立場から見た公園ランキング(評価)キャンペーン」というのはいかがでしょう。さらに膨らませて、都市公園に見る各都市の野鳥度ランキングという展開もあるでしょう。日頃は鳥好きとまでは言えない人たちに鳥や木々や草花を好ましく感じてもらうこと、これからはそれがとても大切になっていくはずです。同好グループの活動こそが、鳥類の保護、自然環境保護の土台を支えています。

 

昨年、釧路で開かれたEAAFP会議でヘラシギの絶滅は時間の問題であるという衝撃的な発表がありました。ヘラシギに続く鳥が、もしかしたら今はごく普通の鳥かもしれないのです。

 

気が付いたらあの鳥は・・・ということにはしたくありません。

支部報「カッコウ」2016年7月号より

2016年7月の行事案内

7月3日(第一日曜日)西岡水源池定例探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・西岡公園管理事務所前 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「澄川駅」から中央バス「西岡環状線」乗車、「西岡水源池」下車
  • 参加費・・・会員無料、非会員300円
  • 野鳥情報・・・カワセミ、カイツブリ、ハリオアマツバメなど

去年の探鳥会記録はこちら → 2015年7月5日 西岡水源池


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7月10日(第二日曜日)円山公園定例探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・円山公園南大通側入口 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「円山公園駅」から徒歩3分
  • 参加費・・・会員無料、非会員300円
  • 野鳥情報・・・オシドリ、キビタキ、メジロなど

去年の探鳥会記録はこちら → 2015年7月12日 円山公園


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7月24日(第四日曜日)手稲山口バッタ塚草原探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・手稲水再生プラザ駐車場 9時集合
  • 交通・・・JR「手稲駅北口」から8時20分発「循環手41」へ乗車、「山口団地6号棟前」下車、徒歩7分
  • 参加費・・・会員無料、一般300円
  • 野鳥情報・・・コヨシキリ、ホオジロ、エゾセンニュウなど

去年の探鳥会記録はこちら → 2015年7月26日 手稲山口バッタ塚


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※16日~17日におこなう八戸航路探鳥会の募集は終了しました。

抱卵をする昆虫―マルハナバチ

さっぽろ自然調査館 丹羽真一
エゾコマルハナバチ巣内

エゾコマルハナバチ巣内

北国の野山が一年でもっとも生き物たちで賑わう季節になりました。この時期、夏鳥が大忙しで子育てする傍らでは、花から花へと飛び回り、蜜や花粉を集めているマルハナバチの姿を観察できます。

マルハナは北方系の昆虫で、北海道では身近な生き物の一つです。海岸から高山、森林から草原、市街地まで分布しています。バードウォッチングのときに足元を飛ぶ姿を見ることも多いでしょう。

意外にも、マルハナには鳥との共通点がいろいろあります。第一に「飛ぶ」生き物であることです。敏捷性と力強さを兼ね備えたその飛翔力は、昆虫の中では群を抜いています。第二に、あまり知られていないことですが、高い体温を持っていることです。恒温性はありませんが、飛翔時の体温は35-40℃になり、低温環境でも活発に活動できます。第三に、これがもっとも重要な点ですが、巣を作ることです。「巣」を作る昆虫はたくさんいますが、子育てをするのは社会性昆虫と呼ばれる一握りの昆虫だけです。たくさんの幼虫を育てるため、1日に何度も巣と餌場を往復して蜜や花粉を集め、時には巣から数キロも離れた場所まで出かけることもあります。私はエゾコマルハナバチの巣を自宅で飼って観察したことがあり、働きバチが巣箱から次々と出入りする姿に感銘を受けましたが、小鳥よりもはるかに小さな脳で広い空間をどうやって把握できているのか本当に不思議でした。第四に、マルハナも抱卵をします。マルハナが営巣を始める5~6月は朝晩はまだ寒く、女王バチは卵や幼虫が入った初期巣と呼ばれる容器を抱きかかえるようにして暖め、発育を促します(このときも高い体温が役立つ)。ほかにも、高い学習能力や娘(新女王)によるヘルパー行動、托卵などの共通点を挙げられます。

鳥との関係は、直接的には「食う(鳥)-食われる(マルハナ)」関係です。モズはマルハナのはやにえを作ることが知られます。ただし、マルハナもいざというときには毒針で反撃するので、どの程度鳥に食べられているかは分かりません。一方で、マルハナが授粉して結実した液果を小鳥が食べるという形で、間接的なつながりを持っているといえます。

マルハナはおとなしいハチです。野鳥観察などで野山に出かけたときに、ついでにちょっとマルハナにも注意を払ってもらえれば幸いです。

支部報「カッコウ」2016年 6月号より

2016年6月のご挨拶

森林、公園、草原に夏鳥が揃いました。この季節、マナーとして繁殖中の野鳥、巣立ちしたばかりの雛の姿を見かけたら距離を置いて観察後、速やかに立ち去りましょう! 新しい仲間の入会もお待ちしています。

2016年6月の行事案内

6月5日(第一日曜日)西岡水源池早朝探鳥会

  • 時間・・・5時~8時
  • 集合・・・西岡公園管理事務所前 5時集合
  • 交通・・・公共交通は早朝の為ありません
  • 参加費・・・会員無料、一般300円
  • 野鳥情報・・・ウグイス、クマゲラ、カワセミなど

去年の探鳥会記録はこちら → 2015年6月7日 西岡水源池早朝

6月5日(第一日曜日)西岡水源池定例探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・西岡公園管理事務所前 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「澄川駅」から中央バス「西岡環状線」乗車、「西岡水源池」下車
  • 参加費・・・会員無料、一般300円
  • 野鳥情報・・・ハリオアマツバメ、ヤブサメ、コムクドリなど

去年の探鳥会記録はこちら → 2015年6月7日 西岡水源池


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6月12日(第二日曜日)円山公園定例探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・円山公園南大通側入口 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「円山公園駅」から徒歩3分
  • 参加費・・・会員無料、一般300円
  • 野鳥情報・・・オシドリ、アオバト、オオムシクイなど

去年の探鳥会記録はこちら → 2015年6月14日 円山公園


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6月19日厚別川河畔林・カッコウ探鳥会(第三日曜日)

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・川下公園ピクニック広場駐車場 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「白石駅」から8時30分発「川下線」へ乗車、
    「川下公園」下車、徒歩7分
  • 参加費・・・会員無料、一般300円
  • 野鳥情報・・・カッコウ、ノビタキ、エゾセンニュウなど

去年の探鳥会記録はこちら → 2015年6月21日 厚別川河畔林


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2016年カッコウ調査へ協力お願いします。

  • 日・・・6月17日(金)、18日(土)、19日(日)の三日間の内1日だけ!
  • 時・・・調査日の明け方から12時までの間で1時間ほど調査
  • 調査地・・・市内または周辺のいずれかで、調査地はご相談させて下さい。
  • お問い合わせ先・・・札幌支部事務局 住友まで 011-613-7973