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Sapporo Chapter Wild Bird Society of Japan

2015年9月の行事案内

9月6日(第一日曜日)西岡水源池定例探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・西岡公園管理事務所前 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「澄川駅」から中央バス「西岡環状線」乗車、「西岡水源池」下車
  • 参加費・・・会員無料、非会員300円
  • 野鳥情報・・・カワセミ、アオバト、ウグイスなど

去年の探鳥会記録はこちら → 2014年9月7日 西岡水源池


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9月13日(第二日曜日)円山公園定例探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・円山公園南大通側入口 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「円山公園駅」から徒歩3分
  • 参加費・・・会員無料、非会員300円
  • 野鳥情報・・・オシドリ、キバシリ、アカゲラなど

去年の探鳥会記録はこちら → 2014年9月14日 円山公園


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9月20日(第三日曜日)室蘭タカの渡り探鳥会

  • 時間・・・9時30分~12時
  • 集合・・・室蘭マスイチ展望台 9時30分集合
  • 交通・・・集合地までの公共交通はありません
  • 参加費・・・会員無料、一般300円
  • 野鳥情報・・・チゴハヤブサ、ハイタカ、ハヤブサなど

去年の探鳥会記録はこちら → 2014年9月15日 室蘭


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9月26日(第四土曜日)貸切バスで行く宮島沼探鳥会(会員限定、要申込)

 会員の方は会報を見て申し込み

2015年8月の行事案内

8月2日(第一日曜日)西岡水源池定例探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・西岡公園管理事務所前 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「澄川駅」から中央バス「西岡環状線」乗車、「西岡水源池」下車
  • 参加費・・・会員無料、非会員300円
  • 野鳥情報・・・カワセミ、アオバト、ウグイスなど

去年の探鳥会記録はこちら → 2014年8月3日 西岡水源池


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8月9日(第二日曜日)円山公園定例探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・円山公園南大通側入口 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「円山公園駅」から徒歩3分
  • 参加費・・・会員無料、非会員300円
  • 野鳥情報・・・オシドリ、キバシリ、アカゲラなど

去年の探鳥会記録はこちら → 2014年8月10日 円山公園


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札幌支部夏休み期間
8月8日(土)~16日(日)まではお休みです。

2015年8月のご挨拶

夏に赤く色づく木の実を公園や森、河畔林で見かけま す。鮮やかな赤が目に染
みるエゾニワトコ、赤黒く熟したサクラ、つまんで食べると甘く美味しいヤマグ ワの実。周りを見渡すと紫色をした糞
が点々と落ちています。野鳥達のデザー トでしょうか!

フィールドガイド日本の野鳥 増補改訂新版

フィールドガイド日本の野鳥

ここが変わった!

1. 新しい鳥類目録に対応
従来の使いやすさ、分かりやすさはそのままに、分類(目・科など)は、2012年9月に日本鳥学会発行の『日本鳥頬目録改訂第7版』に準拠するよう更新しました。

2. 解説を更新!イラス卜を追加!
解説は、新しい知見を取り入れて更新。目録7版における新たな掲載種の中で、今後も各地で観策されそうな種を新たに19種追加しました。


より使いやすく!

1. より薄く、持ちやすく
用紙を変更することで、従来の「フィールドガイド日本の野鳥 増補改訂版」に比べ、約5mn 薄くなり、持ち運びしやすくなりました。

2. しおり紐が2 本付きます
読者アンケートで多かった「しおりh紐をつけて欲しいJ という声を受けて、しおり紐を2 本つけました。 双眼鏡を使って観察する際見たいページを手でキーブする必要がなくなり、落ち着いて観濃を楽しむことができます。

さらに特典
日本野鳥の会で2015年8月31日までにお買い上げの方、全員にポストカードプレゼント

日本野鳥の会でお買い上げ(※ )頂いた方全員に、今回新たに追加した19種類の野鳥イラストが入ったポストカード(1枚)をプレゼント。

(※)連携団体(札幌支部など)を通じてのご購入、日本野鳥の会直営店「バードショップ」、バードショップオンライン「Wild Bird」、日本野鳥の会通信販売でのご購入に限ります。

  • 著:高野伸二
    (増補改訂新版 著:安西英明、叶内拓哉、田仲謙介、渡部良樹、図版:谷口高司)
  • サイズ(約):B6変型判
  • 392ページ
  • 630種収録(図版付きの種類数) ISBN978-4-931150-62-1

ご購入は

バードショップオンライン「Wild Bird」

または、野鳥の会札幌支部

Tel & Fax:011-613-7973
E-mail:cuckoo@sapporo-wbsj.org


まで

「ウトナイ湖ファンクラブ」をご存じですか?

日本野鳥の会 ウトナイ湖サンクチュアリレンジャー  中村 聡

「ファンクラブ」と言っても、アイドルグループのそれとは異なり、記念のノベルティがもらえるとか、特別なサービスがあるとか、そのような特典はありません。こちらのファンクラブは、貴重で豊かな勇払原野の野鳥や自然へ思いを寄せる皆さんに、ここで保全活動にあたっている「ウトナイ湖サンクチュアリ」を応援いただく賛助会です。

札幌市中心部から南南東へ約50km。車でも、電車とバスを乗り継いでも約1時間という距離にウトナイ湖はあります。ここでこれまでに確認された野鳥は約270種。札幌支部の探鳥会も定期的に開催されており、バードウォッチャーの聖地として、会員の皆さんには良く知られたところです。開発の進む石狩低地帯にあり、苫小牧市街地に隣接した場所に、このような自然が今も残ることは、奇跡的とも言えるのではないでしょうか。

日本野鳥の会は1970年代後半、欧米の野鳥保護区(英国のリザーブなど)をモデルに、自然保護や環境教育の拠点となる「サンクチュアリ」を日本につくろうという運動を開始し、1981年、第1号の「ウトナイ湖サンクチュアリ」を苫小牧市に創設しました。この地が最初に選ばれたのは、ガン・カモ類やハクチョウ類、湿地や草原で繁殖する小鳥などの重要な生息地、まさに「聖域」であることが理由でした。その目的は、野生生物の生息環境の保護管理、人と自然とがふれあう場の確保にあり、今日に至るまで自然保護と環境教育を活動の柱とした運営を行なっています。

中心施設の「ネイチャーセンター」は、会員の皆さんをはじめ、全国から寄せられた約1億円の募金で開設されました。以来、多くのご支援やボランティアの協力も得ながら活動を進め、これまでにウトナイ湖のラムサール条約湿地登録(1991年)や千歳川放水路計画の中止(1999年)などの成果を収めています。近年は、周辺に広がる勇払原野を守る活動に取り組んでおり、アカモズやチュウヒといった絶滅のおそれのある鳥類の生息状況を調査し、その結果を元に広く保全を訴えているところです。苫小牧東部開発地域内にある希少鳥類の生息地が遊水地の区域に含まれるという昨秋の決定は、大きな活動成果となりました。(「野鳥」誌2015年4月号もご参照ください)

日本野鳥の会の直営施設として、保全活動を自立して行なっていくためには、運営資金の安定化が課題です。「ウトナイ湖ファンクラブ」には現在、約80名の会員がいらっしゃいますが、1年で退会される方もおり、なかなか輪が広がりません。
そこで皆さん!奇跡的に残る勇払原野の自然を将来にわたり守っていくため、会員になってご支援いただけませんか。個人の方は、1年1口1万円の会費です。入会時には会員証を発行し、ネイチャーセンター内にネームプレートを掲げます。また、通信紙「ウトナイだより」を年4回お届けして自然の動きや活動についてご報告するほか、「ファンクラブの集い」を開催し、レンジャーとの、および会員相互の交流を深めています。

第2回「ファンクラブの集い」で弁天沼へ

第2回「ファンクラブの集い」で弁天沼へ

集いには、遠く京都や大阪からの参加もあり、和やかな夕食会を催したり、活動の最前線にご案内したりするなどして、ご支援いただいた成果を直接お伝えします。ネイチャーセンターには入会パンフレットをご用意していますので、ぜひ、お問い合わせください。どうぞよろしくお願いいたします。


お問い合わせ先:ウトナイ湖サンクチュアリ/ネイチャーセンター
  • メール: utonai@wbsj.org
  • 電話:0144-58-2505
    (月・火曜日以外の9:00~17:00 調査等で不在の場合あり)
支部報「カッコウ」2015年7月号より

2015年7月のご挨拶

時々羽の輝きの美しさに驚かされます。最近、目の位置で飛んでくれたハリオアマツバメの背中の羽が、あれ・あれ!アフリカに棲むマウンテンゴリラのシルバーバックの輝きでは!、余りの美しさに見とれてしまいました。

2015年7月の行事案内

7月5日(第一日曜日)西岡水源池定例探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・西岡公園管理事務所前 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「澄川駅」から中央バス「西岡環状線」乗車、「西岡水源池」下車
  • 参加費・・・会員無料、非会員300円
  • 野鳥情報・・・カワセミ、カイツブリ、オオアカゲラなど

去年の探鳥会記録はこちら → 2014年7月6日 西岡水源池


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7月12日(第二日曜日)円山公園定例探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・円山公園南大通側入口 9時集合
  • 交通・・・地下鉄「円山公園駅」から徒歩3分
  • 参加費・・・会員無料、非会員300円
  • 野鳥情報・・・センダイムシクイ、シメ、キバシリなど

去年の探鳥会記録はこちら → 2014年7月13日 円山公園


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7月26日(第四日曜日)手稲山口バッタ塚草原探鳥会

  • 時間・・・9時~12時
  • 集合・・・手稲水再生プラザ駐車場 9時集合
  • 交通・・・JR「手稲駅北口」から8時20分発「循環手41」へ乗車、「山口団地6号棟前」下車、徒歩7分
  • 参加費・・・会員無料、一般300円
  • 野鳥情報・・・アリスイ、ホオアカ、オオヨシキリなど

去年の探鳥会記録はこちら → 2014年7月27日 手稲山口バッタ塚


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※18日~19日におこなう八戸航路探鳥会の募集は終了しています。

15年間、180回の川掃除

白子川源流・水辺の会  東谷  篤

「白子川」という川は、東京23区の西の端・練馬区の大泉というところを水源とし、隅田川(新河岸川)に合流し東京湾にそそぐ、全長10キロほどの川です。私たちは、15年前に、この源流部・大泉の有志で会を結成しました。現在、会員数約120名。月に一回、定例活動を行います。その内容は、川の源流部600メートルほどの川掃除(ゴミ拾い)、繁茂しすぎた植物の刈り取り、流れの整備、生物調査、水質検査、放射線測定、など。
このほか年間の活動として、近くの小学校の4年生の総合学習への協力(学校への出前授業や、生徒が川に入り観察するのを手伝うなど)、秋には「源流まつり」の開催。まつりでは、小学生の調べ学習の発表や川談議、それにさまざまなブース(例えば、カエルの手触りと発見地点を地図に打ち込む、実際に水質検査を体験、地下水大事痛感型、会オリジナル焼印体験持ち帰り、自然科学系古本市、流域の縄文遺跡出土品展、川そばのケヤキの枝で作るアクセサリー、笹舟体験、川に棲む絶滅危惧種ホトケドジョウの赤下腹を反射鏡で観察、会オリジナルグッズ販売、東北支援焼きそば販売、など)が並びます。
以前、川に入って掃除をしている時に「何してんだ、このやろう!」と怒られること
などもありましたが、会の活動はすっかり近所の方々にも認知され、今ではよく「ご苦労さん」という声をもらいます。

この川を流れる水は湧き水100%。だから、雨が少ない時期には涸れ上がることもあります。でも、川に棲むアメリカザリガニやホトケドジョウは、再び雨が降って水がたまると、どこからともなく戻ってきます。また、珍しい水生植物として、カワモズク、ミズヒマワリなどもあります。
では最後に、この白子川で見かける野鳥を列記します。スズメ、キジバト、ドバト、
ハシブトカラス、ヒヨドリ、ムクドリ、ツバメ。これらはあまり珍しくありませんね。シジュウカラ、エナガ、オナガ、インコ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ツグミ、モズ、メジロ、コゲラ、カワラヒワ、コサギ、アオサギ、ゴイサギ(ホシゴイ)、カワセミ(カワセミを初めてこの川で見たときには、会員みな喜びあいました)、カワウ、ジョウビタキ、ツミ、アオジ…、今のところこんなところでしょうか。

なお、15周年を記念して7月に、宮崎駿製作・高畑勲監督『柳川堀割物語』の上映と大泉に住む高畑さんの講演を予定しています。

支部報「カッコウ」2015年6月号より