札幌支部40周年記念 野鳥写真展
- 開催期間:2018年1月5日〜18日
8時45分〜22時00分(18日は午前で終了) - 開催場所:札幌エルプラザ(札幌市北区北8条西3丁目)
2階 交流広場
会員のみなさまから寄せられた野鳥の写真を30点ほど展示します。どうぞご鑑賞下さい。
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公益財団 日本野鳥の会と連携で開催
去年は、ホワイトクリスマス(雪)のため中止でした
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ご購入は札幌支部または探鳥会で販売しています。
郵送をご希望の方は支部までに申し込み下さい。
E-mail:cuckoo@sapporo-wbsj.org
春国岱の冬ならではの鳥との出会いと、春の耳より情報をお伝えします。根室への探鳥旅行を計画していただけると嬉しいです。
■ユキホオジロ
ここ何年かは目撃情報も少なく、見られたとしてもほんの数羽程度でした。それが昨年の2016年シーズンは、11月中旬に目撃されたのを最初に20羽程度のまとまった群で渡ってきて、地元や遠方から来られたバードウォッチャーを喜ばせてくれました。聞くところによるとユキホオジロが食べに来るハマニンニクは、30年以上前は、春国岱の海岸側の砂丘の先端に多く自生していたため、バードウォッチャーも風雪のなかを歩いて、彼らに会いに行っていたそうです。現在は砂丘の形が変化し、ハマニンニクが残っているのは幸か不幸か手前の駐車場周辺に集中しているので、お気軽に見ることができました。群でやって来て、ちょこっと穂先に乗って実を食べたり、仲間が落とした実を探してちょこまか歩く姿が、多くのバードウォッチャーを虜にさせてしまう所以なのだろうと思いました。ユキホオジロは、2月下旬まで観察されました。4、5日姿を見かけないことも何度かありましたが、完全に渡ったのではなく、根室半島内や春国岱の対岸の走古丹を行ったり来たりしているようでした。今シーズンもハマニンニクの生長は昨年並みだと思いますので、ユキホオジロの飛来に期待しています。
■春国岱・森林部散策路再開!
2014年12月に起きた高潮の被害により、森林部のアカエゾマツコースは閉鎖されたままになっていましたが、来春に約3年半ぶりに開通する予定です。管理する根室市に整備を要望する声が多く寄せられ、ふるさと納税を利用して散策路を修復することになったのです。現在は壊れた材木や倒木を、手押し車で運び出す作業をしています。ミズバショウが咲き、カラ類がさえずる季節の森に行くのが待ち遠しいです。
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ご購入は札幌支部または探鳥会で販売しています。
郵送をご希望の方は支部までに申し込み下さい。
E-mail:cuckoo@sapporo-wbsj.org
北海道の湿原に生息する野鳥「シマアオジ(島青鵐)」が今、絶滅の危機にあります。
スズメくらいの大きさの黄色と茶色の小鳥です。中国で食用に大量に密猟して食べられています。
現地で、その調査や交流をされた長谷部さんとシマアオジの研究をされてきた玉田さん、中国人で日本野鳥の会で長年にわたって野鳥の保護や研究をされていたシンバチャンさんの3人による講演と対談です。野鳥好きの方々には必見の内容です。是非、ご参加ください。
虻田郡ニセコ町字富士見通107番地。ニセコ駅から通称サイレン坂を上って、羊蹄山(蝦夷富士)に真っすぐ延びる通りが富士見通。両脇に役場、町民センター、体育館、いくつかのお寺が並んでいる。昔ながらの住宅街でもあるこの地域にも、今話題のニセコエリア(倶知安町スキー場付近)で働く人々の住宅やアパートが建ち始め、外人さんと行きかう機会も多くなって、「変わりゆくニセコ」を実感する。
こんな街中に、300坪ほどの小さな畑がある。98歳で亡くなった母が96歳ごろまで、慈しんできた畑である。地べたに座って種をまき、這いずりながら草を取り、ゆっくりゆっくり作物を収穫していた。
母のそんな姿が忘れられず、5年前から、週末農業を始めた。
春、南向きの畑の雪どけは早い。雪が消える前に、畑に残しておいたニンジンを掘り上げる。近くの電線には、シジュウカラやヤマガラやスズメたちが、春が来るよと教えてくれる。やがて雪が消え、時々、アトリが地面を掘り返す。
5月、耕運機で、畑全体を起こす。春の日差しに囲まれているとはいえ、行ったり来たり歩は遅い。耕運機の音を聞いて、春一番毎年訪れる鳥達がいる。近くに営巣している番のハクセキレイと一羽のハシボソガラスだ。掘り返した土の中から出てくるミミズや土中の虫を一心不乱に追いかける。ハクセキレイは手を伸ばせば乗りそうなほどにも近づいてくる。
連休後一番の仕事はジャガイモの植え付けである。堆肥と肥料を入れて、畝を切る。切ったばかりの畝を雌のハクセキレイが歩き出す。その後ろを雄のハクセキレイが、ちょっと離れてハシボソガラスがついてくる。
昔から、農作業を手伝っていて母に褒められた記憶はない。「そんなんじゃだめだ!」母の口癖だった。常に近くに寄って来るこのハクセキレイは、畑の隅々まで歩き回り、まるで我々の作業のダメ出しをしているように見えてくる。この日から、母の名前「律江子」にちなんで、この雌のハクセキレイを「ツエ子」と呼ぶことにした。
5月後半から6月にかけて、トウモロコシの種撒き、玉ねぎ、カボチャ、サツマイモの定植と作業が続く。この頃から、近くのカラマツのてっぺんでカッコウが鳴き始める。畑の上空を横切って公園の街路灯に止まるのが日課のようだ。カッコウの声を聴きながら、豆を撒く。7月、逞しく育った草取りの作業中も「ツエ子」は我々の後をついてくる。来年もまた鳥たちの出会いを楽しみに、週末農業を続けたいと思う。
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(公財)日本野鳥の会では、絶滅危惧種のタンチョウやシマフクロウを守るため、独自の「野鳥保護区」を設置しています。1986年に開始したこの活動は、ナショナル・トラストの手法を用いており、寄付金をもとに所有者から土地を購入すること、また所有者と協定を締結して開発しない約束を取り交わすことで、生息地を担保しています。
道内においては1987年に根室市のタンチョウの繁殖する湿原7.6haを購入し「持田野鳥保護区東梅」が誕生したのを皮切りに、風蓮湖岸のラムサール条約湿地の範囲から外れた湿原群、厚岸町の別寒辺牛湿原、鶴居村の温根内湿原などの、法的な保護策がとられていない民有地を中心に保護区を作ってきました。2004年からは、この手法をシマフクロウへも拡大し、根室地域のシマフクロウの生息地の一部13haを購入して「持田野鳥保護区シマフクロウ根室第1」を設置しました。その後、日高、釧路、知床、十勝の各地域に保護区を広げるなど、積極的にシマフクロウの生息地保全を進めています。2017年現在、当会の道内の保護区は33ヶ所、3,559ha(タンチョウ:2,873ha、シマフクロウ:856ha)まで拡大しました。
このように当会では、北海道東部を中心に、広大な湿原や森林を保護区としていますが、それらの環境を維持し、末永く保全するためには、適正な管理を続けることが重要です。2006年には、根室市内に野鳥保護区事業所を開設し、専属職員が巡回や調査、環境管理を行なっています。近年では、地域の子どもたちとの森づくりや、企業のCSR活動の受け入れ、支部の探鳥会、ツアーのご案内などを通して、より多くの方々へ当会の活動を伝えています。そして、シマフクロウの生息数回復のため、繁殖補助のための給餌や、巣箱の設置も開始しています。
このような活動の甲斐もあり、道東にのみ生息していたタンチョウは約1,800羽まで回復し、道北や道央の一部へ分散しています。また、シマフクロウの個体数は約140羽と予断を許しませんが、分散個体が道央圏まで出没し始めています。この北海道を代表する2種が、札幌近郊で普通に見られる日も近いかもしれません。彼らが安定して生息するためには、湿原や森林の豊かな自然環境が必要です。その日を目指して、皆さんとタンチョウやシマフクロウの生息環境を守り、育てる活動ができれば良いなと考えています。
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