年末年始お休みのお知らせ
支部事務所は2013年12月28日(土)から2014年1月5日(日)までお休みになります。
皆さま、良いお年を。
支部事務所は2013年12月28日(土)から2014年1月5日(日)までお休みになります。
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■ オークション:皆さんからのご寄付、寄贈品で行います。
※ 当日会場に出品物が有れば持参下さい。
■ 特別講演 :テーマ「シマアオジについて」
会員 玉田克己氏
去年の探鳥会記録はこちら →
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日本野鳥の会札幌支部では、冬の札幌とその周辺で住宅地でも見られる野鳥の調査をおこないます。
調査といっても、ぬくぬくと暖かいおうちの中から庭を眺めて、15分ほど鳥を数えるだけのお気楽なものです。
うちはマンションだから庭がないの・・・という人も、わざわざ庭付き一戸建てに引っ越す必要はありません。マンションの窓から見える範囲でけっこうです。
もちろん、ちょっと寒いけど外に出ておうちの近くでもいいですよ。
パソコンからアンケートフォームで結果を送信するだけの簡単な調査ですが、たくさんの人からデータが集まるとそれだけ精度があがります。ぜひご協力をお願いします。
詳しくはこちらから →
調査結果の送信は →
もし、「鳥の種類なんてスズメくらいしかわからないよ」なんて人でも大丈夫。
札幌支部では、初心者向けに冬の北海道で身近に見られそうな野鳥のハンドブックを作りました。今まで庭に来ていた「あの鳥」の正体がわかるかもしれません。調査に参加できなくてもかまいませんので、興味のある方はダウンロードしてみてください。
こちらからダウンロードできます →
01.今回、調査期間を1月、2月、3月に限定した理由はなんですか ?
夏は森や山で過ごしている鳥たちの多くが、冬になると食べ物や安全な隠れ場を探して人里に降りて来ます。冬こそ、人家周辺で鳥を見る最適な季節なんです。
02.分からない鳥がいる場合には、調査用紙には、どのように書けば良いですか ?
わからなくても気にせず、大きさや特徴と見た数を書いて下さい。なお、「庭にくる野鳥ガイドブック」を作成しましたので、ぜひ参照して下さい。札幌支部ホームページからダウンロードできます。
→ https://sapporo-wbsj.org/archives/4896
03.調査する時間が15分間なのは何故ですか。短くはありませんか ?
調査に協力していただける皆様に同じ時間、集中して鳥を見てほしいからです。できるだけ多くの人に参加してほしいので、子どもでも集中できそうな15分間に限定しました。「これでは物足りないなあ」と思うくらいが次を楽しみにできますよね。
04.調査する時刻が午前中なのは、どうしてですか ?
寒く長い夜が明け、朝のぬくもりの中で体が温まった鳥たちは、ぺこぺこのお腹で食べ物を探して活発に動き回ります。それが一番人目につきやすい時でもあります。寝坊の鳥もいますから、あまり早朝に調査しないでくださいね。
05.通勤する途中にもいろいろな鳥を見かけます。このような場合でも調査に参加は可能ですか ?
じっと15分間、集中して鳥を見ることができる場所であれば、通勤路でもかまいません。ただ、不審者に間違われないよう注意して下さい。
2015年の調査からは集計の都合上、「家の庭」、「家のまわり」、「マンションの敷地内」、「町内の公園」の四つに限定させていただきました。鳥をたくさん見つけるのが目的ではなく、おうちのまわりにどんな鳥が来ているかの調査なので、ご理解ください。
06.瞬間最大個体数を調査用紙に書くようにとありますが意味が良くわかりませんので詳しく教えてください ?
たとえば朝8時に調査を始めて、8時5分にスズメが3羽庭に来て、その後2羽が去って1羽になり、8時10分に3羽が加わり4羽になり、8時12分に皆飛び去ってゼロになり8時15分まで変わらなかったら、調査結果のスズメの欄には「4」を記入して下さい。15分間で見た延べ数ではありませんので、ご注意ください。
07.1月中(又は2、3月)は仕事の都合で札幌に居りません。2、3月のみの調査でも構いませんか ?
もちろん結構です。3ヶ月のうち1回の参加でもご遠慮なく調査結果をお寄せ下さい。毎月7日間調査日を設定していますが、その間も、1日から7日まで、可能な範囲で最大限ご参加ください!
08.3カ月分の終えた調査用紙を送るときの締切りは、いつ頃ですか ?
できるだけ3月末までにお願いします。
2015年の調査からは、調査用紙での郵送による受付はしていませんので、ご注意ください。回答用アンケートフォームを使ったネットからの送信のみに限らせていただいています。
09.家族(4人)での参加は可能ですか ?
皆さんが揃って一緒に見るなら、調査結果は1人分にしてください。家族それぞれで日を分担してご参加いただいた場合は、調査用紙にその旨もご記入いただけるとありがたいです。
10.調べた結果はどうするの ?
結果は支部報とホームページで公開します。何年か継続して、札幌と近郊で冬を越す鳥類相の変化も調べる予定です。
11.マンションに住んでいて庭が無いのですが参加できますか ?
地面が見えない高層住宅の場合、ベランダか、窓から見える「飛んでいる」鳥の種類と数を記録していただいても構いません。あるいは、地上まで降りて、マンションやアパートの敷地や近くの町内の公園で見ていただいてもいいですよ。
12.普段はたくさん鳥が来るのに、調査時間には何の鳥も来ませんでした。それでも報告は必要 ?
もちろんです。どんな結果も大切な結果です。無理して調査時間を延ばしたり、たまたま午後に庭に来た種類を含めたりしないでくださいね。
13.悪天候でも調査は必要 ?
もしあなたが家の中から調査していて、外が見える視界があれば調査していただいて結構です。でも窓の外が見えない猛吹雪や、調査場所を屋外にしているなら、無理せずお休みにしましょう。
14.庭木の茂みの中でずっとスズメが鳴いていたのですが、最後まで姿を見ることができませんでした。声の確認だけでも調査結果に含めますか ?
鳴いている鳥の種類と数が明らかな場合は含めていただいても結構です。自信が持てなければ、調査結果に入れないで下さい。
ミヤマガラスといえば、鹿児島県の出水干拓に冬季多数飛来するナベヅルやマナヅルとともに農地で観察される珍鳥と思っていた。91年1月(平3)、私は初めて当地を訪れ、出水でツル保護監視員をされていた故又野末春さんの民宿に泊まることができ、農業被害と野鳥の関わりなどの話を聞くと同時に、軽トラックで数千羽のツルの餌まき体験をした。これらは業務に携わった宮島沼鳥獣保護区設定やラムサール登録湿地保全において大変有意義なものになったことを懐かしく思い出される。ミヤマガラスは、この餌まき作業中でも農地脇の電線に数百の群れで列をなしとまったり、飛行しては田んぼに降りたりを繰り返していて、この北海道の光景にはない少し小さ目で人を寄せ付けないそのカラスに夢中で双眼鏡を向けていた。
私は94年4月、礼文島で初めての鳥類標識調査を行った。この時にミヤマガラスを北海道で初確認した。その数日前に隣の利尻島で確認されていることを知ってはいたが、まさか礼文島でも直ぐに遭遇できるとは驚きの何ものでもなかった。確認は島の北部にある久種湖で、8羽の小群が最北という牧場で牛と戯れるように採餌行動をとっており、思わず出水で見た数百羽という群れが北海道でも見られるのだろうかと考えてしまった。
その後、本種が国内はもとより道内各地で観察が相次ぎ、私の記録でも04年から05年にかけての大沼、鵡川、根室、そして礼文島をはじめとして、昨今まで多数確認している。20数年前まで珍しかったミヤマガラスは、今北海道では冬季とその前後に比較的普通に、しかも数羽ではなく大群での観察も珍しくはなく、近年は我が家近くにある酪農学園大学(江別市)の農地までに出現するようになった。私のミヤマガラスという鳥のイメージは大きく変わってしまったのだ。
ミヤマガラス分布調査についてはバードリサーチ(東京)で、渡りのルートなどを探るなどのプロジェクト調査が進められていてよくまとめられている。これによると北海道の最初の記録は88年で、各地で観察されるようになったのは、利尻島や礼文島の記録の94年頃からとなっている。今後、「なぜ本種が来るようになったのか」も含めて、その推移や解明に期待している。
一方、本件同様に道内ではダイサギやコサギなどの白サギについても、以前よりずいぶんと目に付くと思いつつ、これら種についてもまだ分かっていないことが多いので注目種といえよう。また、いい悪いは別にして、越冬組とは言えないくらいまでに分布拡大をみせるカワウやカササギの勢力についても気になっている。
[参考資料]
一般公募により全国から寄せられた1358の写真の中から、選りすぐりの12枚がカレンダーになりました。
野鳥写真家四名による四季折々の野鳥写真は、ポストカードとしても使えます。
まだお買い求めでない方は急いで予約の電話またはメールをお願いします。
電話番号:011-613-7973
E-mail:cuckoo@sapporo-wbsj.org
美しい野鳥の写真とともに新しい年を迎えましょう。カレンダーの中身についてはこちらをご覧ください
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知人、友人を誘いご参加ください
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近年では「マガンといえば宮島沼」が代名詞となっており、季節になると全国からたくさんの人が訪れるが、マガンが宮島沼で休憩を取り始めたのは1977年である。1971年に天然記念物に指定されたのを契機に徐々に数を増やし、宮島沼への飛来数が万羽を越えたのが1984年。現在のように6万羽を超えるようになったのが2000年。ほんの最近のことなのだ。
宮島沼で活動する子供たち、自然戦隊マガレンジャーにとって「マガン」は季節になると当たり前に飛来する”普通種”だ。子供同士の湿地交流会で、彼らが、宮島沼の自慢は観光客がたくさんやってくることです、と発表した時は本当に驚いたものだ。
そんな彼らの最近の関心事は「宮島沼のマガンをたくさんの人に見せたい」「宮島沼の水質をなんとかしたい」の2点だ。彼らの心にそんな自覚が生まれ始めたのは、他の湿地で体験活動をしたり、子供同士で交流したりした経験のおかげだ。いつも見ている”マガンの大群”の写真を見せると必ずあがる、小さくない歓声。「こんなに小さくて汚い沼なのに。僕達の宮島沼は人を感動させる特別な場所なんだ」自分たちの普通が、普通でないと気づいた瞬間。他を知ることで見えてきた自分達のフィールドの魅力である。水質もしかり。夏になると、臭くて緑色(アオコの大発生)の宮島沼。クッチャロ湖の水は澄んでいて、魚も水生昆虫もたくさん採れた!いやいや、宮島沼でも魚や水生昆虫はいるし、その活動も行っているのだが、臭い汚いの体感は強烈らしい。僕達にできる活動は何?来訪者に水質の悪さを知ってもらうための調査をしよう、ふゆみずたんぼin宮島沼のことを宣伝しよう、水質浄化植物ヨシを使った活動(ヨシ紙作りなど)をしよう。大人たちも試行錯誤している現状、これが子供たちに答えられた精一杯だった。よし、それならと、ヨシから絵葉書を手作りし、マガレンジャーグッヅとして販売しようと盛り上がっている。
我々スタッフとマガレンジャーは、相棒だ。マガレンジャーにとって、マガンは原風景となりつつある。彼らが大人になった時、我々が思いもしなかった秘策を生み出し、マガン保全への新たな道を築いてくれる。マガレンジャー達の笑顔を見ていると、そんな野望を抱かずにはいられない。
宮島沼HP:http://www.city.bibai.hokkaido.jp/miyajimanuma/
宮島沼の会「宮島沼日記」:http://blog.goo.ne.jp/miyajimanuma/
宮島沼プロジェクトチーム:http://miyajimanumaproject.blog.fc2.com/
マガレンジャー・活動日記:http://magaranger.blog55.fc2.com/
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