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Sapporo Chapter Wild Bird Society of Japan

秋、食べる事は生きる事

北大構内で、まつぼっくいの生る松にヤマガラが居ました。地上に落ちた松ぼっくいの大きな種がお目当てのようでした。別の松ぼっくいにはエゾリスがお食事中でした。この表情は「なんて美味しいんだろう」という満足感にみえました。

秋、食べる事は生きる事。豊饒の秋、体力をつけて厳しい冬を乗り越えるぞという気概も感じられました。

跳びます跳びます

9月27日の暑寒別川。帰ってきたサケが水面を跳ねていました。坂上二郎の「飛びます跳びます」のギャグをぱくったタイトルにしました。鮭が何処でジャンプするのか分からないので、見当を付けて撮ったコマの隅っこに写りこんでいた部分を拡大しています。

北大構内のエゾリス

鳥日和をご覧になった知り合いが意外だというように「北大構内にエゾリスが居るんですね」と仰いました。

札幌キャンパスの広さは東京ドーム38ヶ分の1,776,249㎡だそうです。実験農場も含む土地にはリスの食物になるドングリ、マツぼっくい、クルミ、クリ、などが生る樹木が有って、エゾリスの生活を支えているようです。(余談ですが、北大構内のクリは美味しい種類だそうで、早朝にこっそり拾って行く人が居るそうです。)

エゾリスを見つけると、特に観光客は大喜びしています。いつも見られるわけでもありませんが構内のあちこちに現れます。

その典型的な光景をご覧ください。北大正門の近くの楡の木にエゾリスが居ました。幹の右下方に登る形でいますね。

降りてきました(赤矢印の先に居ます)。朝のジョギングの女性がそれに気が付いて、携帯を取り出しています。歩道を横断してゆきました。初代総長の銅像台座を駆け抜ける個体もいました。銅像は正門入ってすぐ右に建てられています。

その銅像を正面から見ると北大育ての親といわれる佐藤昌介像です。

 

 

 

北大構内鳥日和

9月25日土曜日。土曜日のサタデーを「お土産沢山ご無沙汰デー」と覚えていました。松ぼっくいにヤマガラが来ました。次に来たヤマガラの脚には識別する足環が付いていました。頭上にエゾリスが出ました。跳ぶと飛ぶの繋がりで鳥日和に参加してもらいました。地上に降りてきました。松ぼっくいはリスも好物。北大構内を我が物顔に飛び交うカラスも、豊饒の秋の恵みに浸っていました。オンコの実?でしょう。種には毒が有るそうですが、実は薬や果樹酒に使われると聞いたことがあります。

 

(10月11月支部探鳥会もコロナに阻まれて中止ですが)

近間の公園で一人探鳥会。

「中島公園で食べ放題」   

中島公園菖蒲池にはウが時々やってきます。(ウミウかカワウか私には見分けがつきません)

 

 

 

魚を獲っています。

 

 

 

 

 

公園の池は食べ放題のビュッフェ?

 

 

 

 

 

此方はマガモ。水草を食べているようです。

 

 

 

ここも食べ放題です。

ひとしきり食べ終わったら、満足したのかゆっくり移動してゆきました。

歩道を渡ろうとしている人が居れば

直前の鳥日和でマガモの道路横断で車が止まる風景をアップしました。それで思い出しました。道交法第38条には信号機のない横断歩道で渡ろうとしている人が居れば車は止まらなければならないという条項が有るそうです。鴨の場合は人では無いので車は止まらなくとも違反ではありませんし、市の中心部の信号機は機能しています。そうではあっても鴨が信号の意味を理解するわけが無いので警察が動いた人情の交通規制でした。

私は歩行者にもマイカードライバーにもなっていて、歩行者の時には信号機のない横断歩道を渡る時は、車が50メートル位の距離から向かってくるときは通り過ぎるのを待っています。車が止まるかどうか分からないし4・5秒待って車を通過させた方が安心できるからです。当然、私が運転しているときは歩行者は車の通過を待っていると判断していましたが、実はそれは道交法違反行為でした。

横断歩道前に人が立って居て車止まるのは10%に満たないそうです。私のような意識のドライバーや無頓着なドライバーに道交法違反をさせないとすれば、横断歩道を渡る意思が無いことを示す態度、例えば後ろを向いて横断の意思が無いとするか、横断歩道前から下がるしかないのかなと思います。

ドイツに行った人から聞いたことですが、信号の無い横断歩道の前に立つと例外はあるかも知れませんが車は本当に止まるそうです。車先進国の習慣なのかもしれませんが、いずれ日本もそうなるのかなと思いました。

横断歩道と鴨を無理やり並べて、鳥日和にしました( ´艸`)。

 

 

 

 

懐かしの札幌都心マガモフィーバー

先の(8月20日)鳥日和で札幌都心でのマガモ繁殖の始まりが「1986年の東急百貨店テラスから」と記しました。今では都心の中島公園、道庁前庭、円山公園、北海道大学構内など、北大構内ではオシドリも加わって当たり前の事になっています。

当時は都心の国道などを横断する雛を連れたマガモの行進は札幌マガモフィーバーとも言えるものでした。上記の写真は1995年5月12日、大通公園に面する西4丁目NTT札幌支社の植え込みです。歩道沿いの植え込みで抱卵するマガモがいました。この2年まえの1993年6月1日にここからマガモが雛10羽を連れた行進が道庁前庭池まで続いてニュースになり、翌年も同じ事が起こりました。この意外性が市民の興味を惹きましたが「もしや」の3年目の同年も同じ場所での抱卵が分かって、臨場感のある巣立ちの行進を待つマスコミ陣が張っていたことでした。数日前からこの状態は続いていて、「いよいよ今日か」という期待が高まっている時の写真です。

いよいよその時が来ました。北一条国道5号線沿いの道警札幌中央署へ、札幌支部からマガモの道路横断支援の要請が伝えられました。要請は信じられない速さで受け入れられて交通整理が行われました。金曜日の通勤時間帯なので交通量も多く有りましたが、マガモはその時間を狙って行動を起こしていたのではないかと想像します。目的地の道庁前庭まで、カラスの襲撃を人間の盾で防いだとしか思えません。もし人を避けるなら早朝を選ぶ筈ですから、私たちはマガモに利用されていたのかも知れません。

マガモの愛らしい雛たちを庇う人たちがカラスの襲撃を防ぐ鉄壁の防護になっています。マガモたちの移動を支援する野鳥の会支部事務局長の姿も写りこんでいます。

背景の木立ちが今回の目的地、道庁前庭エリアです。行進の一区切りがつくところです。札幌支部の要請にすぐ対応して下さった中央署の皆さん、ありがとうございました。マガモに代わってお礼申し上げます。

懐かしの札幌都心マガモフィーバーの一コマでした。

 

 

 

 

 

 

長距離を移動する鳥と人たち。

野鳥の特徴のひとつに、数千キロの距離を毎年移動するという事があります。ツバメや白鳥や雁などの生態に驚く事があります。

札幌市街地や郊外に彼らの姿を見る事がありますが、人が趣味の世界でも長距離を移動する事を知ります。

20年前に兵庫県からという若い女性が北海道でのバイクツーリングを楽しんでいました。バイクに積まれた荷で、野営する事も窺えます。バイクも200㎏近い重量のアメリカ製バイクのようです。非力な女性が操作する事に驚いて、写真を撮らせて貰ったものでした。今もお元気でしょうか。

都市に棲む鳥・オアシスのひとつ

都市に棲む鳥・札幌の代表格はカラスとスズメ。猛禽類はあまり水を飲まないそうですが、カラスやスズメが水を飲むのはよく見かけます。大通公園には3・4・5丁目にそれぞれ形の違う噴水が有りますが、ここ5丁目の聖恩碑が彼らには人気の水場の様にみえます。シャワーも楽しめます。嘴の根元が黄色いので、今年生まれのスズメでしょう。シャワーを潜ってやってくるのも居ます。聖恩碑の三面のそれぞれ違う鬼の口から噴水が出ていますが、怖い顔も鳥たちと顔なじみです。

飛び入りの話題です。

聖恩碑の南西角にある水飲みを利用しました。街中にある素敵なサービスです。驚いたのは通水ハンドルの回し方が普通と逆になっているのです。右(時計回り)に回すと水が出て、左回しで水が止まるというハンドルでした。

外国の人が「日本の水道ハンドルは違う。右回しで出て左回しで止まる」。なんて決めつけないで欲しいです。理由は分かりませんがこの水道ハンドルは例外です。

 

 

 

 

 

都心部でのカモ繁殖

札幌市の都心部での鴨の繁殖は1986年5月31日が嚆矢となります。東急百貨店テラスから親に連れられた9羽の雛たちが駅前交差点を横断しました。翌1日の道新紙面に読者が撮った写真が載りました。交差点で止まったバスの前を歩行者に守られながら横断するカラー写真が印象的でした。それ以後は毎年の初夏には、大通のNTT札幌支社の植え込みや道庁前庭やグランドホテルの池などから初夏に雛たちが現れるのが普通になっています。

1994年7月中旬、南7西4の鴨々川です。

左下の草が生えている所が今回のポイントです。

此処にマガモが抱卵しているらしい事を見つけました。

 

 

 

 

分かりますか?マガモが居ますね。

じっとしているこの姿勢から抱卵の可能性があります。

 

 

7月21日午前6時30分頃、予想通り巣立ちの瞬間に出会うことが出来ました。後から考えれば偶然のタイミングではありました。

親が出て、それから次々に雛たちが巣立ちを始めました。巣の存在がススキノのカラスたちに知られていなかった幸運も有りました。

7羽の雛が生まれましたが、普通は10羽から12羽前後らしいので環境に合わせた卵の産み方をするのかなあとも想像します。

鴨々川という名の川で鴨が生まれるという面白さも有りますが、ここ国内屈指の歓楽街ススキノのど真ん中で小さなドラマを記録する事が出来ていました。ご覧いただく幸運を感謝しています。