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Sapporo Chapter Wild Bird Society of Japan

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思い出写真Ⅱ

昔の写真機の記録媒体はフィルムでした。プロカメラマンはポジフィルムを常用したそうですが、私の常用ネガフイルムはiso感度400のフジとサクラとコダックをその時の値段と気分で購入していました。選べるiso感度は100,400,800,1600,だったと記憶しています。今のデジタルカメラは50から24,000位までをカメラ側で自由にセットしてメディアかードに記録出来るので隔世の感があります。

江別市の石狩川堤防の石原で、巣立ったばかりと思われるコチドリの雛たちが移動するのを見つけました。すると、一羽の親鳥が現れて偽傷行動と言われる仕草をしました。それは自分が傷ついて飛べない振りをして雛たちを守る行動と知っていたので、意地悪な私は構わず雛たちに近寄って身動きしないで身を隠す雛たちを写した写真です。

写真には3羽の雛が居ますが、居ると言われなければ分からないでしょう。写真に撮ってすぐその場から離れましたが、その後雛たちは強い風の中を走って逃げてゆきましたが、数グラムと思われる体がなぜ強い風に吹き飛ばされないで走って行けるのかが不思議でした。