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Sapporo Chapter Wild Bird Society of Japan

クイズ「この画像の状況を当ててください」

野鳥は飛びます。話題もすっ飛んでみます。

風の強いある日、三人の人たちが熱心に何かを探していました。

一人のご婦人が何かを落としたようです。

通りかかったご婦人と中年の紳士も事情を知って参加しました。見付かればいいなと期待しながら見ていましたが、とうとう見付からずに、ご婦人は協力者たちに礼を言いながら諦めて去って行きました。クイズです。ご婦人の落としたものとは何だったのでしょう。答えはコンタクトレンズだと言う事が風に送られて聞こえてきていました。

カラスの巣ニ題

スズカケノキにカラスが巣をかけました。前年カラス被害を受けた住民の依頼で行政が駆除の作業員を差し向けました。巣立ち間際の巣が地上に降ろされて、作業員の心優しさが見えるショットです。カラスの子らも何かを訴えているようです。

カラスの巣を上から見ることはあまり無い事でしょう。このように巣が造られて卵も痛まない状態で地上に降ろされるのも珍しい事です。

都会のカラスの巣では卵は三個前後らしいです。

 

2016年6月24日(その2)

カラス(ハシブトカラス)が子育て中の巣の近くを通る人を襲う場面に出会ったり写真に撮る機会は実は有る様であまり有りません。昨年の中島公園の場合はまさに其の機会でした。批判があるかもしれませんがお許し願って、同じ場面「その2」を追加します。

状況説明は直前にアップしたadaが説明した場所なのでブログをご覧下さい。

 

実は公園事務所にはこの情報が伝えられていたそうで、間もなく来園者への注意表示が出されたと聞きました。

 

 

画像を整理して気が付いたのですが、こういう場合にカラスに襲われた時の咄嗟の対処法としてNPO法人カラス研究会の中村さんは「両腕を肩幅に上げて防ぐ」と助言します。カラスは羽が腕に当たって自分が痛むので襲撃を控えるそうです。

写真の女性は正にその対処法をとっていてカラス研究会の助言が伝わっていた事が分かります。

因みに私は持参の三脚をかざして腕の代わりにしていました。

アントンカラス、マリアカラス、マキコカラス、

知名人でカラスという名が付くというので、私の脳みそが焼酎でシェークされてマキコカラスという名も出てきました。

カッコウ誌6月号が届いたと同時に、支部からメールが来ました。カッコウ誌の人気コーナー、リレーエッセイ鳥参上のタイトルが5月号の「女子探鳥会のとりくみ」と同じになっているが正しくは「カラスと共に行動する」なので、7月号のおわび訂正記事までの問い合わせには対応してほしいというものでした。編集長さんの慌てぶりが窺えました。

考えられないようなミスなので、却ってエッセー鳥参上が一層注目されるプレミアムが付いたかも知れません。私も早速鳥参上を迎え入れました。中村真樹子さんが古代の日本を思わせる独特のヘアースタイルで、カラスと一緒に居られるフイールドライフを目に浮かばせつつ、9月に道新から出版される「札幌のカラス」のPRも読みました。

ハシボソカラスとハシブトカラスは知っていましたが、雛の巣立ちの時期や巣の近くで人を襲うか否かなど性格が違うなどは知りませんでした。

この写真は去年6月24日の中島公園です。遊歩道を歩く若い二人連れにカラスが襲い掛かっています。左下(矢印)に巣から落ちた雛がいます。エッセーの記事から巣立ちの時期や巣の近くを通る人を襲うという生態からハシブトカラスと知りました。巣の近くの人を襲うカラスの緊迫した場面を撮りたくて待っていて撮れました。肖像権の問題で私は訴えられるかもしれませんが、その時は札幌支部も一緒に謝って下さることを願っています。(写ったお二人さん御免なさい。悪げは無くて生態の記録が欲しいだけでした)

 

 

 

 

小鳥のドラマを垣間見た

木漏れ日の趣が楽しい北大構内大野池へ行きました。

 

ツツジの仲間らしい蕾が若々しさを演出してくれました。タンポポも脇役然として存在感が有ります。


工学部前の噴水の前のベンチにいると、頭上からキビタキの美声が降ってきました。そして先日の北大探鳥会の時のようなファッションモデルの決めポーズも見せてくれました。

 

目の良い相方が地に落ちてもがく小鳥を見つけました。センダイムシクイかなー?と思って、帰宅後に札幌支部に画像を送って確認してもらいました。図鑑で見るとアジア中北部からの渡り鳥で、日本で繁殖するそうです。

どういうことでこうなったのか、僅か数十グラムと思われる身体に海を渡るエネルギーを秘めて、この札幌にたどり着いての悲運です。「首の骨を痛めたのかも」という事務局Sさんの感想でした。


墜落したセンダイムシクイは私たちの注目を嫌うように、渾身の力を振り絞るように近くの木陰のタンポポの葉の下に逃げ込みました。

 

 

 

 

さて、私たちはそれから構内に有る学食のランチを楽しみました。

 

 

ここでは時々お世話になっています。

二人分の会計が872円とい嬉しい価格です。帰り際に、あの悲運のセンダイムシクイの所へ立ち寄ってみましたが、彼(彼女?)の姿はありませんでした。カラスが戴いたのだと思われて、小さなドラマを見た想いでした。

 

 

 

 

 

 

 

篠路五戸の森緑地

住宅地の中にある篠路五戸の森緑地は、エゾアカガエルが産卵したり小鳥もやってきてアオサギのコロニーとしても知られています。

天気が良いので4月29日に行って来ました。

緑地の水飲み場は使えるようになっていました。

チャッチャッチャ、グワーグワー、騒がしい鳴き声も活気があります。抱卵中らしい巣に補修の枝を運ぶアオサギの姿も見えます。

 


巣が幾つあるかは分かりませんが、五十は下らないように思います。

 

 

 


 

時々街中のでかい顔をしているカラスたちが、巣の中の卵を狙いにやってくるのか、騒ぎが大きくなる事もあります。

 


 

雛の誕生はまだですね。

 

 

 

 

頭上を飛ぶ張りのある姿は、何時見ても飽きがない緊張感があります。

 

 

 

 

 

一寸、横を見たらアカゲラが巣を作っているように見えました。虫を探しているのかもしれません、動きは活発です。

 

円山公園のオシドリ

山田さんのフォトでお馴染みの北海道神宮の鳥居の近く、地下鉄円山公園駅からも近くの池に、オシドリが居て人々を癒してくれています。

 

着いたとたんに、秘め事ともいわれる情熱と神聖さが入り混じった感動的な場面に出会いました。

今年も明るく賑やかで希望あふれる雛たちの光景が見られることでしょう。

今日も水鳥のファンが入れ替わり立ち代り訪れていました。

札幌大学の学生グループが先生と一緒に野鳥観察に来ていました。

 

枯れ葉が動いているような風情でオシドリのカップルが散歩している場面に遭遇してラッキーでした。エゾリスも走っていて、都会のオアシスと言ってもいいと思いました。

明日29日は北大構内初心者GW探鳥会です。

 

4日前のタンポポは・・・

北大構内の情報基盤センター南館裏や農学部校舎の南壁面下に咲いていたタンポポは雪に埋もれているでしょう。

北大校舎の南側壁面下は、日当たりが良いせいなのか、毎年の四月中旬にタンポポが咲いています。今年は四月九日にその光景をデジカメしていました。

 

 

 

ところが、今日四月十三日の時ならぬ吹雪でした。タンポポは雪に隠れているでしょう。

さてこちらは大通公園です。

今日のお昼頃には花壇整備作業が行われていました。

 

 

 

雪にまみれての作業や園芸種の花々にとっては、厳しい条件になったことでしょう。

 

 

3丁目の石川啄木像に雪が張り付いて趣が増して、添えられた歌碑には「しんとして 幅広き街の秋の夜の とうもろこしの焼くるにほひよ」と読めます。

 

 


バレーシューを履いたタイツ姿の若い女性が、伸びやかに空を仰ぐ「泉の像」も吹き付ける雪で陰影が増して、雪国の野外彫刻を引き立たせていました。これは本郷新の作品で、片や石川啄木の像は坂 坦道と知りました。

 

 

 

行って来ましたモエレ沼公園

札幌市内のモエレ沼にも、体力が落ちると出かけるにも精一杯の努力が要りますので連れ合いと一緒に出かけました。そんなわけで「行って来ました・・」でした。

27日微風快晴の好条件。

遊歩道の除雪もOKの雪上にノウサギの足跡がありました。

キツネも来る公園にノウサギも来るとは驚きでした。


正午頃、待ちに待ったオジロワシが来てくれました。

野鳥ファンや散歩に人たちも入れ替わり立ち替わり足を止めていました。

 

 

青空を飛ぶオジロワシの勇姿に満足しきりでした。

 

 


 

尾がまだ白くないので幼鳥だと思います。地面の雪の照り返しで羽の縞模様もはっきり見える早春の鷲ウオッチングが出来ました。

 

 


緩んだ氷に閉じ込められていた魚を掴みだすパフォーマンスでしたが、一瞬の事なので拡大写真で確認が出来たのでした。

 

モエレ沼の氷が緩むころⅡ

昨年のモエレ沼の氷は例年より早い3月28日に解け去ったそうですが、今年はどうなることでしょう。では、2005年4月3日のモエレ沼でのハプニングをアップします。

My beautiful picture

氷に閉じ込められていた魚をオジロワシが掴みだしました。


 

そこへアオサギがやって来ました。氷の緩んだこのエリアで同じように餌を獲りたいと願ってのことでしょう。

 

 

恐る恐るお目当ての場所へ近づくアオサギですが、大胆さに恐れ入ります。でも、こういう場合は腹が減っている方に迫力があるようです。

と、アオサギが何かを見付けたようです。

おおっ、それはわしの縄張りの餌じゃー、勘弁ならん、こらーあああ・・というようなオジロワシ。

その魚を返せ戻せー。

必死のアオサギの遁走にオジロワシは追跡を諦めました。いいじゃないですか氷の割れ目にはまだ魚が閉じ込められているのですから。