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Sapporo Chapter Wild Bird Society of Japan

3月22日バッタ塚探鳥会

 少し遅れましたが先週の探鳥会報告です。

やや風は冷たかったものの天候にも恵まれ

春らしい充実した探鳥会でした。

初観察となる野鳥が2種類出現しました。

ジョウビタキ(内山さん撮影)

ジョウビタキ(内山さん撮影)

 一種目はジョウビタキ(オス)です。

 二種目はシギ類です。一瞬だけでしたが東に飛び去りました。

 カラスより少し大きめで口ばしが下に大きく曲がっていま

した。

 逆光でもあり、また飛ぶのが一瞬でしたから識別は困難、絶対無理!

な場面でした。

 その一瞬を見逃さずに素早くカメラに収めた方がいました。

 探鳥会にはいつも参加していただいている佐藤勉さんで見事に写って

いました。  こちら↓

○○シギ

?シギ

 

 大きさと姿、形から「ダイシャクシギ」か「ホウロクシギ」のいずれかと思われます、さて、どっち?

 写真から背中と腰、腹、翼下面の色模様から識別できました。

 で「ホウロクシギ」と結論づけました。今の時期には予想外に珍しい野鳥です。

 以上の写真を快く提供していただいた内山さんと佐藤さん、大変にありがとうございました。

 さらにはダイサギの群れが頭上をしばしば飛んで行きました。

 近くを飛んだ一羽を写しました。

ダイサギ

ダイサギ

2015年3月22日 手稲山口バッタ塚

  • ヒドリガモ
  • マガモ
  • カルガモ
  • コガモ
  • ホシハジロ
  • キンクロハジロ
  • カワアイサ
  • カワウ
  • アオサギ
  • ダイサギ
  • ホウロクシギ
  • ウミネコ
  • セグロカモメ
  • オオセグロカモメ
  • トビ
  • ハシボソガラス
  • ハシブトガラス
  • ヒバリ
  • ヒヨドリ
  • ムクドリ
  • ツグミ
  • ジョウビタキ
  • ハクセキレイ
  • アトリ
  • カワラヒワ

合計:25種天気:晴れ

モエレ沼の氷も緩み始めて

_モエレ全景

 

モエレ沼の氷がおちはじめました。昨年よりも早いそうです。 氷上の筋はスノーモービルが走った跡だそうです。厳寒のモエレ沼で遊ぶ人たちが居るようです。画像はモエレ沼、水郷西大橋からのショットです。

遊歩道全景主な遊歩道の除雪が済んでいて、散歩やサイクリングなどを楽しむ市民の姿も見られました。

 

 

 

ウオッチング二羽のオジロワシが居ました。例年、氷が落ちる頃の二・三週間に一羽から数羽のオジロワシが来ています。

散歩の人に訊くと、数日前にハクチョウ2羽が降りたそうです。これから、賑やかになりそうです。

_オジロワシ4リサイズ_edited-1オジロワシは氷の間に閉じ込められた魚なども餌にしているようです。

餌を獲って体力をつけて別の場所へ移動するようです。

 

 

2羽おじろ彼等の並んでいる様子から、カップルになっているように見えますし、皆さんそう仰っています。

 

 

 

 

モエレ沼かも来訪開いた水面には、色とりどりのカモたちが泳いでいました。

画面にヒは、ヒドリガモ、キンクロハジロ、カワアイサ、などでしょうか。

2百数十羽のカモメの群れが居ましたが、ユリカモメのように見えましたがよく分かりません。その他、マガモ、アオサギ、トビ、エトセトラ。

渡りの季節です。

 円山公園に、ミヤマホオジロ来ました。

 今時分、何が現れても不思議ではありません。

 会員の、山田甚一さんから素敵な映像が届きました。

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 うわー!美しー!

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 おー! Emberiza elegans

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 アトリも滞在中です。

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【撮影は、会員の山田甚一さんです】

 

Birds of Hokkaido 野の鳥の四季 熊谷勝

野の鳥の四季 Birds of Hokkaido
熊谷勝
青菁社
売り上げランキング: 92,955

熊谷さんといえば記憶はハヤブサにつながる方も多いのではないか。それで昨年の日本野鳥の会のカレンダーの10月、メジロの写真を見て驚かれた人もいたかもしれない。私もその一人だ。ともすれば平凡になりがちな二羽の小さな野鳥の姿、しかしそこにはずっと鳥を見つめてきた作者が持つ慈しみがあふれていた。

本書の頁を繰る。キビタキをとりかこむホオノキの透明な緑、イソヒヨドリがとまるイヌエンジュの銀色の新芽は、鳥たちもきっと待っていたにちがいない北海道の初夏なのである。後書きに替えた「野鳥美を求めて」にはこう記している「私が野鳥を撮影する上で、こだわっていることがある。それは鳥のいる背景である。私は野鳥の美しさを表現しようとするならば、(略)その鳥が生息する自然環境もその鳥以上に大切に表現しなくてはならないと考える」まことに明快である。

そしてアマモだろうか、水中で揺れる海の上を飛ぶアオサギの姿、アオバトが止まる岩礁。秋の渡りだろう、ヒヨドリの群が低く海上を飛びゆく姿。なるほど見事に「鳥とその背景」が見る者をとらえる。そして「この本を通じて北国の四季の移ろいの中で、懸命に生きる野の鳥たちの美しさ『野鳥美』を感じとってもらえれば幸いにおもいます」とある。いやほんとうに熊谷さんの野鳥美を堪能させていただきました。もちろんハヤブサをはじめハチクマ、ハイタカ、オオタカ、ノスリなどの猛禽類の迫力ある写真もおさめられています。

山田三夫

なお熊谷勝さんの写真展が以下の予定で開催されます。ぜひご覧になってください
写真展ポスター

熊谷勝 写真展

野鳥美を求めてⅡ

  • 2015年5月4日(月)〜5月10日(日)
  • 2AM 9:30〜PM6:00(初日はPM1:00より、最終日はPM4:00まで)
  • 2白鳥大橋記念館・道の駅「みたら」1階 展示室
  • 2室蘭市祝津町4-16-15 電話:0143-26-2030
  • 2お問合わせ 熊谷写真事務所 電話:0143-24-3423

北大構内、も雪解けです

昨日に続いて今日も四月を思わせる陽気に誘われて、北大構内に春を探しに出かけました。1_edited-32

雪解け進む工学部横の大野池になにやら小鳥たちが・・・・・

 

 

 

2雪面の何かをついばんでいるようです。

 

 

 

 

2_edited-23

中央の

一羽を拡大すると、マヒワのようです。(マヒワに違いないとは思いますが・・)

 

4_edited-18

雪解けの土には

ふきのとうが顔を出していました。

 

 

 

 

 

 

中央ローンには、元気な幼児たちの群れが・・・・・。雪だるまの頭には毛に見立てたように松ぼっくいが乗っていて、彼等の親たちの頭髪は元気なんだと納得させられて・・・。

6_edited-6

5_edited-7

 

 

 

 

こちらには四人のせんせいに率いられた四十数人の幼児たちの元気な歓声が春を呼んでいました。

 

北大構内も雪解けがすすんでいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

円山公園、雪解けです

 すっかり、春めいてきましたねー!

 会員の、山田甚一さんから素敵な映像が届きました。

 アトリ、地上で採餌です。

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 マヒワも下りて来ました。

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 おやおや、なかよしさんですね。

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【撮影は、会員の山田甚一さんです】

円山公園定例探鳥会

 3月の、円山公園定例探鳥会です。

 会員の、山田甚一さん、Mさんから素敵な映像が届きました。

 お子様からベテランまで、大勢の方々がご参加です。

お子様から年配者までたくさん来ていただき感謝感謝ですネ(円山探鳥会)

 地上で採餌、マヒワ(以上、Mさん)

マヒワ(円山探鳥会20150308)

 アトリ、シメ(以下、山田さん)

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 マヒワ、今回はたーっぷりと観察できました。

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 相変わらず美しいウソ(亜種アカウソ♂)

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 おやおや、お疲れさま。

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 啓蟄も過ぎて、ほんのり暖かい日差しの中、

 なごやかで充実のひとときを過ごしました。

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【撮影は、会員の山田甚一さん、Mさんです】

2015年3月8日 円山公園

  • マガモ
  • トビ
  • コゲラ
  • ハシボソガラス
  • ハシブトガラス
  • ハシブトガラ
  • コガラ
  • ヤマガラ
  • ヒガラ
  • シジュウカラ
  • ヒヨドリ
  • ゴジュウカラ
  • スズメ
  • アトリ
  • カワラヒワ
  • マヒワ
  • ベニヒワ
  • ウソ
  • シメ

合計:19種天気:快晴

円山公園、アトリ科の鳥アラカルト

 いよいよ3月、アトリ科の鳥いろいろです。

 会員の、山田甚一さんから素敵な映像が届きました。

 長逗留のウソ(亜種アカウソ)

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 うーむ、眼光鋭いシメ

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 カツラやカラマツがお好き、マヒワ

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 大勢でやって来ました。アトリ

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【撮影は、会員の山田甚一さんです】

 

 

西岡水源池定例探鳥会 3月

曇りとはいえまずまず穏やかな日和でした。集合時の支部長お話中「ハイタカ!」の声に仰ぎ見る先、雌雄のハイタカがしばし舞ってくれました。ツグミも通過し、今日のコースは大きく左回りに幅広道を選択。
DSCN0568

 ウソの声を聴きつつ、カラ類やキツツキ類を観察。

ヒガラ

ヒガラ

鳥影薄く、なかなかじっくり鳥見というわけにいかぬなか、遠目のエナガ、キバシリなどを双眼鏡に収めることのできるのが、一人前のバードウォッチャーというものです。私はダメだったけど・・・世の中厳しい。
DSCN0580

湿原木道に下りて現れてくれたベニヒワ♀、ケヤマハンノキのタネをついばんでおりました。ミソサザイも木道下から出たり入ったり。

ベニヒワ♀

ベニヒワ♀

4月になればこの景色も劇的に様変わりするはず。たのしみなり。
DSCN0582それでもなんだかんだで16種確認。参加者34名。おつかれさまでした。

 2015年3月1日 西岡水源池

  • ハイタカ
  • コゲラ
  • アカゲラ
  • ハシブトガラス
  • ハシブトガラ
  • ヤマガラ
  • ヒガラ
  • シジュウカラ
  • ヒヨドリ
  • エナガ
  • ゴジュウカラ
  • キバシリ
  • ミソサザイ
  • ツグミ
  • ベニヒワ
  • ウソ

合計:16種天気:くもり

会報「カッコウ」 3月号

 会員の皆さまのお手元に届いた頃かと思われます。
3月号の編集長であります柿﨑さんに代わりまして、紙面を飾った表紙絵・写真(自分のもあるのでこっ恥ずかしい)などをご紹介いたします。以降、表紙から登場順、敬称略です。(画像をクリックすると大きく見えます)
※写真のコメントは柿﨑編集長です。

表紙 コミミズク 水彩画 柿﨑熙

表紙 コミミズク 水彩画 柿﨑熙

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アオジ  池田憲治  西岡水源池 2011年6月12日 〇新緑の中のアオジがとってもキレイ! ビビッドな色彩がいいですね!  元気いっぱいの囀りが聴こえます。

アオジ  池田憲治  西岡水源池 2011年6月12日
〇新緑の中のアオジがとってもキレイ! ビビッドな色彩がいいですね! 元気いっぱいの囀りが聴こえます。

 

アカゲラとハシブトガラ  佐藤義則  札幌市南区  2013年2月12日 〇センサーによる自動撮影がとらえた一枚。ハシブトガラがアカゲラにむかって 「そんなの食べてどこが美味しいの?」って言っているのかなあ。ほほえましいですね。

アカゲラとハシブトガラ  佐藤義則  札幌市南区  2013年2月12日
〇センサーによる自動撮影がとらえた一枚。ハシブトガラがアカゲラにむかって
「そんなの食べてどこが美味しいの?」って言っているのかなあ。ほほえましいですね。

 

コルリ 「また来てね」  竹田芳範  石狩市 2013年5月23日 〇渡来直後なんでしょうね、前奏つきの囀りが聴こえてきそう。羽色も羽並みも美しい!

コルリ 「また来てね」  竹田芳範  石狩市 2013年5月23日
〇渡来直後なんでしょうね、前奏つきの囀りが聴こえてきそう。羽色も羽並みも美しい!

 

メダイチドリ「海辺のモデル」 池上滴(14歳) 小樽市銭函 2014年8月30日 〇淡色の羽縁が見えるのは幼鳥? 強い陽射しの下、しぐさがあどけなくて、「目大チドリ」の名のとおり眼に愛嬌が感じられます。もうまもなく北へ帰るのですね。

メダイチドリ「海辺のモデル」 池上滴(14歳) 小樽市銭函 2014年8月30日
〇淡色の羽縁が見えるのは幼鳥? 強い陽射しの下、しぐさがあどけなくて、「目大チドリ」の名のとおり眼に愛嬌が感じられます。もうまもなく北へ帰るのですね。

 

オジロワシ1/3  足立英治

オジロワシ1/3  足立英治

オジロワシ2/3  足立英治

オジロワシ2/3  足立英治

オジロワシ3/3 「沼の氷がゆるむころ」  足立英治  札幌市モエレ沼 2001年4月2日 〇お見事! オジロワシは巨鯉?をゲット! 足立さんは特ダネをゲット! それにしても大迫力ですね。

オジロワシ3/3 「沼の氷がゆるむころ」  足立英治  札幌市モエレ沼 2001年4月2日
〇お見事! オジロワシは巨鯉?をゲット! 足立さんは特ダネをゲット! それにしても大迫力ですね。

マガン  柿﨑熙

マガン  柿﨑熙

ジョウビタキ ワシミミズク  柿﨑熙

ジョウビタキ ワシミミズク  柿﨑熙

 

 じつは会報と一緒に、編集長の柿﨑さんから「寄稿のお礼です」と絵葉書が届きました。あまりに嬉しかったのでこちらも皆さんにご紹介します。
こんなのシャカシャカ描けたら楽しいだろうな。

ワシミミズク  柿﨑さんからの絵葉書

ワシミミズク  柿﨑さんからの絵葉書