2012年11月3日 モエレ沼公園
2012年11月3日 モエレ沼公園
- ヨシガモ
- ヒドリガモ
- マガモ
- コガモ
- ホシハジロ
- キンクロハジロ
- ミコアイサ
- カワアイサ
- ミミカイツブリ
- キジバト
- カワウ
- オオバン
- トビ
- カケス
- ハシボソガラス
- ハシブトガラス
- ハシブトガラ
- ヒガラ
- シジュウカラ
- ヒヨドリ
- ムクドリ
- ツグミ
- カワラヒワ
合計:23種
合計:23種
豊かな海の幸と自然に恵まれた北の果ての島、礼文島。そこが私のふるさと。
春から秋までの季節、蒼く澄んだ海のそばに色とりどりの高山植物が咲き乱れる島。たくさんの野鳥が子育てに渡って来て、多くの鳥が渡りの途中に一休みしてゆく。名峰利尻山が海を隔てて望まれる絶好の展望の島でもある。
退職をしてこの数年、礼文島で春から夏の間フラワートレッキングガイドの仕事をしている。ガイドをしてみて、改めてふるさとの自然のすばらしさと、そこに生きる貴重な生物たちに感動をすること大である。
礼文島は、四季折々に咲き乱れる高山植物の島として全国的に有名だが、本来、高山植物は本州では2500メートル以上の高山地帯にしか咲かない植物である。それが礼文島では海抜ゼロメートルから分布する。
なぜ海抜ゼロメートルから咲くかというと、礼文島は約260万年前から何度も訪れた氷河期に海面が低下して大陸と陸続きとなったり、島となったりを繰り返してきた。最後の氷河期が終わる約1万年前から、南下してきた寒地植物たちは島となった礼文島に隔離されたという。
夏の島を覆う霧が低温と海霧の水分で高山植物を育み、冬の強烈な季節風が雪のない厳しい生育の場所をつくる。この厳しい気象条件がなければ高山植物は生きられないという。これは今も高山で生き抜く高山植物と同じ条件だったのである。
礼文で過ごしてみて知ったことは、その遥か昔の自然の厳しい気象条件が今も営々とあるということだった。そして、そこに生きる人間の営みもまた今もある。
礼文島は縄文時代の遺跡が残る島。擦文文化・オホーツク文化の遺跡、そしてアイヌ文化の遺跡が発掘される島でもある。その遺跡の海岸や丘陵地帯の上に今も高山植物が咲き乱れ、そのそばでコマドリやノゴマやベニマシコがしきりに鳴いている。その光景は遥か昔から変わらない。昔の人々もこの花を見、この鳥の声を聞いていたのかと想像すると、何とも言えない不思議な思いに駆られる。
礼文を訪れる人たちは、そこに咲く高山植物の花々や野鳥を見て、その美しさや鳥の声に感動し、島内を歩き楽しんでいる。しかし、この花々の過酷な生息の条件や、今ここに在る花々の遙かなる歴史、そして、その生態までは知らずにいる。また、遥かに遠い時代の人々の営みを知る由もない。
ふるさとで生活をしてみて、礼文島の自然から学んだことは、礼文島を訪れる人たちに高山植物を紹介する活動の大切さとともに、自然の中で生きる多くの生き物(人間を含めて)の生態と歴史を、これからも心して伝えていかなければならないということだった。
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注)CDだから映像は入ってませんよ。
たくさんの鳥の中からほんの一部ですが、キビタキとセンダイムシクイのさえずりを聴いていただけます(CDの鳴き声より少し短めにアップしてあります)
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関連ページはこちら「Voice of Hokkaido vol.6 札幌の鳥」
知人、友人を誘いご参加ください
会員の皆様の行事に関するご意見、ご要望も募っております。
E-mail:cuckoo@sapporo-wbsj.org
またはメールフォームで →
合計:19種
毎年札幌支部で実施しているカッコウ一斉調査の報告書がまとまりました。
大勢の方々のご協力の元、札幌市内近郊のカッコウ生息を確認したデータです。調査にご協力いただきました皆様、ありがとうございました。
この報告書は支部報2012年10月号に掲載したものをPDFファイルにしてアップしております。左の画像からダウンロードしてご覧ください。
合計:26種
帯広百年記念館は、帯広市の緑ヶ丘公園に位置する総合博物館です。十勝(1市19町村)に関する自然史・歴史・民族および美術に関する資料の収集保存と調査研究、展示をはじめとする各種教育普及事業に取り組んでいます。
十勝の植物相については、1951年に横山春男が『十勝植物誌』(横山1951)をまとめています。十勝全域に関する証拠標本を伴ったフロラ研究誌としては、現在まで唯一のものです。
横山は本書の中で112科937種の植物を記録しています。以後、上士幌町や本別町、豊頃丘陵、然別湖など、地域的、断片的なフロラ報告はありますが、十勝全域に関する植物相研究は現在までに刊行されていません。一方、帯広百年記念館には、横山(1951)以後に採集された圏内の植物標本が約10000点収蔵されており、これらを整理する事で、十勝における植物相の変遷や分布実態、分類学的な特徴についての研究に、大きく貢献する事ができます。今後、十勝圏内外の市民や研究者に有効に活用いただけるよう、標本情報の発信と閲覧環境の整備が急務となっています。
そこで、今年度から国立科学博物館が推進するサイエンス・ミュージアムネット(S-Net)事業に参加し、当館の所蔵標本の情報を、インターネットを使って全国に発信していく取り組みを始めました。今年度は第1段階として2500件の標本情報を登録する見込みで作業を進めており、来年度早々には公開される模様です。
また、あわせて来訪者の標本調査がしやすいよう、分類別の整理や標本棚の整備を進めます。特に標本棚の整備は予算上の制約もあって長期の課題ですが、暫定的な仮収蔵棚の設置によって、多くの方に利用しやすい形での収蔵環境を早急に整えたいと考えています。
一方、先述の横山(1951)が収集した植物標本は、記録によれば池田高等女学校と北海道大学農学部に納められた事になっています。池田高等女学校は現在の北海道池田高等学校ですが、残念ながら数回の大きな火災によって、標本類は消失したと考えられています。もうひとつの北海道大学農学部の標本は、北海道大学総合博物館へ移管され、現在も保存・活用がされています。いったい『十勝植物誌』の標本がどの程度現存しているのか?その実態を明らかにし、時代による分類学的な見解の違いなど、現在の科学的知見から標本の再検討を行う事も課題です。