2014年5月のご挨拶
春はこんな所に注目!
桜や柳の花から蜜を舐めるメジロやシジュウカラ、ヒヨドリの顔が花粉で黄色く染まっています。甘~い蜜をもらいましが、ちょっと受粉のお手伝いもしています。
庭にくる野鳥の調査、2月までの状況
「さっぽろ庭にくる野鳥の調査」2月までの状況報告です。
新聞やテレビでも紹介していただき、報告数は順調に伸びてきています。ご協力していただいた皆さま、ありがとうございました。
それでは、さっそく2月までのウェブ上で集まった調査報告の概要を見ていきます。指定日以外で報告されたものも含んだ、まだ精査されていないデータをまるっとグラフにしただけなので、あくまでもおおまかな概要です。前回の1月分の報告の後も1月のデータが送られてきているので、前回のグラフと多少食い違っているところもあります。
まずは、調査報告の総数ですが、1月の100件近くから2月は220件ほどに増えました。総数300を超えています。
また前回清田区、厚別区からのデータが全然来ていませんと言ったからか、今回は頑張ってくれました。できるだけ幅広く情報を集めたいと思いますので、データ数の少ない地域の皆さん、3月分もよろしくお願いします。
見られた野鳥の数は、全体で見ると数が多いのは、やはりスズメやヒヨドリ、ツグミ、あとはシジュウカラ、ヤマガラなど大体予想の範囲でしょうか。
調査データを送ってくださった人では、65%が野鳥の会会員以外の方でした。ご協力感謝いたします。
ソチ・オリンピックも終わり、一息ついたところで3月1日から7日までまた庭にくる野鳥調査が始まります。この冬最後の調査ですので、引き続きご協力をお願いいたします。
なお、この集計はウェブサイトから送っていただいたデータのみです。調査用紙を直接札幌支部に送ってくださる方の分は含んでおりません。3月の調査が終わった時点でまとめて送っていただけると思いますが、調査用紙は札幌支部主催の探鳥会でも回収しております。
探鳥会に参加したことのない方も、この機会に冬のバードウォッチングを楽しんで見ませんか?
探鳥会情報はこちら →
初めて参加してみようかなという方は →
野鳥がよくわからないという人は →
2月の庭にくる野鳥の調査
「鬼は〜そと!福は〜うち!鳥は〜にわ!」
ということで、2月も庭にくる野鳥の調査が始まります。
期間は2月1日(土)から2月7日(金)までの7日間。
札幌とその周辺にお住まいの皆さま、ご協力をお願いいたします。
初めて参加してみようかなという方は、「さっぽろ 庭にくる野鳥の調査」を見て下さいね。
昨年末の読売新聞、今年初めの朝日新聞に続き、今朝の北海道新聞(2014年1月31日朝刊31面(札幌圏))にも「庭にくる野鳥の調査」の記事が載りました。参加者増えるかな〜?
さっぽろ 庭にくる野鳥調査1月の中間報告
今回のさっぽろ 庭にくる野鳥の調査は1月、2月、3月と分かれていまして、集計方法もネット送信と郵送の二種類あります。
そういうわけで、中間報告といっても1月にネットで送っていただいた分だけの途中経過でありますが、概略をご報告いたします。
ネットを使って送っていただいた総数は95件程度。みなさん、ありがとうございました。
調査期間外の記録も数件混ざっていました。調査は月始めの1日から7日間ですので、お間違いなく。
まずは、観察された地域。
中央区、北区、南区が多いですね。続いて東区、豊平区、白石区と続きます。手稲区、西区は数が少なくて、厚別区、清田区はゼロです。残念。その他の地域は石狩からも数件。
小樽、江別、北広島市などの札幌近郊の地域も調査記録を募集していますので、ぜひともご参加ください。
また、ご協力いただいた人で野鳥の会に入っていない方は半数以上を占めています。会員以外の方でも野鳥に興味を持ってくれる人がたくさんいてうれしいです。
次は観察した場所で、さすがに家の庭が一番多いです。マンションはなかなか鳥を見づらいのか、データを送ってくれる人が少ないですね。たとえ0羽でもデータになりますから、送っていただけるとありがたいです。
最後に見られた鳥の総数をグラフにしました。
なんだかんだいっても今のところ、スズメが一番多かったようです。続いて、ヒヨドリ、ハシブトガラスと続いています。
次回調査は2月1日からです。今回の調査が将来、野鳥の生息状況資料として貴重なものとなるかもしれません。
引き続き、または初めての方も、調査にご協力よろしくお願いします。
2014年 新年のごあいさつ
あけましておめでとうございます。会員のみなさまはどのような新年を迎えられたことでしょうか。先の冬は記録的な降雪と積雪であったことからも、本年の気象状況が気になるところです。
12月号でお知らせしましたように、札幌支部ではこの冬「さっぽろ 庭にくる野鳥の調査」を実施します。この調査は「都市部の住宅地は、見られる鳥の種類が少ないうえに、普通種がほとんどで研究者やバードウオッチャーに注目されなかった結果、『普通の鳥』の動向は意外なほど記録されていない。札幌市や周辺に住む市民が、自宅の庭や近くで見られる鳥の種と数を記録する市民参画調査ができないだろうか」という早矢仕有子札幌大学教授の提唱がきっかけとなっています。
記憶に新しいところですが2005年から06年の冬期間にスズメが大量死したことがありました。スズメは繁殖期には縄張りをつくり営巣するため観察しやすいのですが、冬のあいだは大小の群れをつくり広い範囲で動いているためか、その生息状況はなかなか分かりにくいとも言われています。スズメばかりでなくヒヨドリやカラ類は住宅地にどれくらいいるのだろうか。今からわくわくするような調査結果になるのではと期待しているところです。
札幌支部の会員のみなさまは、ひとりでも多く参加していただけるようお願いいたします。またインターネットを通して広く市民によびかけておりますので友人・知人の方にもぜひお声をかけていただけたらありがたいことです。
我が家の庭のナナカマドも今年はたわわにみのっており、さてどんな鳥がやってくるのか楽しみです。どうぞ今年もみなさまと鳥たちにとってよい1年でありますように。
年末年始お休みのお知らせ
支部事務所は2013年12月28日(土)から2014年1月5日(日)までお休みになります。
皆さま、良いお年を。
「庭にくる野鳥の調査」始めます

日本野鳥の会札幌支部では、冬の札幌とその周辺で住宅地でも見られる野鳥の調査をおこないます。
調査といっても、ぬくぬくと暖かいおうちの中から庭を眺めて、15分ほど鳥を数えるだけのお気楽なものです。
うちはマンションだから庭がないの・・・という人も、わざわざ庭付き一戸建てに引っ越す必要はありません。マンションの窓から見える範囲でけっこうです。
もちろん、ちょっと寒いけど外に出ておうちの近くでもいいですよ。
パソコンからアンケートフォームで結果を送信するだけの簡単な調査ですが、たくさんの人からデータが集まるとそれだけ精度があがります。ぜひご協力をお願いします。
詳しくはこちらから →
調査結果の送信は →
もし、「鳥の種類なんてスズメくらいしかわからないよ」なんて人でも大丈夫。
札幌支部では、初心者向けに冬の北海道で身近に見られそうな野鳥のハンドブックを作りました。今まで庭に来ていた「あの鳥」の正体がわかるかもしれません。調査に参加できなくてもかまいませんので、興味のある方はダウンロードしてみてください。
こちらからダウンロードできます →