12月22日(日)北大構内クリスマス探鳥会
今朝9時の札幌の気温は今季一番の低さマイナス5度でした。
しかし、雪は少なく10センチ程度と比較的に歩きやすい路面。
探鳥会開始直前には、いっぱいの参加者(102名)となりました。
4グループに班分けして、それぞれに世話人を配置し、鳥見開始です。
でも、あまりに寒くて鳥たちの動き出しも少ない気がしました。
前半はカラ類やヒヨドリなど常連の鳥たちが観られました。
クラークさんの銅像も寒い中を、しっかりと微笑んで鳥たちを見守っているようでした。
枝先に不思議な形の蜂の巣を見つけました。大きさは直径10センチ程度のものです。スズメバチの巣とはかなり違っています。
調べますとアシナガバチの仲間の巣跡のようです。
青空も徐々に広がりお日様も顔を出し始めると暖かみが増してきて、鳥たちの姿が木々の間を多く飛ぶようになってきました。
真冬の今の時期、ここでは珍しい鳥「ベニマシコ」が現れました。
本来は夏鳥です。北海道では主に海辺の草原などで繁殖します。
体色から判断すると今年生まれの若いオスのようです。
しかし、このベニマシコが観察できた時間は、ほんの数秒で、それも二十数人中の観たのは2人だけとのことです。
それをカメラで見事に捉えたナイス!キャッチな貴重画像ですね・・・。
ツグミの群れも観察されました。
さて、下の画像の中にも鳥が写りこんでいます。どこでしょうか。
正解はこちら↓でした。
実際はかなり近い、15mほど先の枝に止まっていました。
自分の双眼鏡の視野で捉えるのにかなり悪戦苦闘していました。
実際、拡大して見ると、こんな感じ↓です。
この鳥の名前はカワラヒワと言います。
周りに吊り下がっているのはシラカバの実です。
それを盛んに食べていました。
最後はこちら↓です。
皆さんのよく知っているスズメです・・・。
イチイ(オンコ)の赤い実を美味しそうに食べていました。
どこにでもいる野鳥で微笑ましいことこの上ない鳥ですね。
少しづつ数が減りつつあるとも言われています。
数を減らさずにいつまでも人と仲良く共存していって欲しい野鳥です。
今年最後の探鳥会も無事に終了しました。
来年も皆さまにとって、ご多幸の多い一年であることを願っております。
来年も日本野鳥の会札幌支部をどうぞよろしくお願いいたします。
2024年12月22日 北大構内クリスマス探鳥会
- ダイサギ
- コゲラ
- アカゲラ
- ハシボソガラス
- ハシブトガラス
- ハシブトガラ
- ヤマガラ
- ヒガラ
- シジュウカラ
- ヒヨドリ
- ゴジュウカラ
- ツグミ
- スズメ
- ハクセキレイ
- カワラヒワ
- ベニマシコ
- 合計:16種
- 天気:曇のち晴れ
- 地域メッシュ:6441-424