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Sapporo Chapter Wild Bird Society of Japan

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イトトンボ危機一髪

イトトンボには草を伝って水中に入り産卵するのもいたり、体を水面に叩きつけて飛ぶのを見たことが有ります。

秋も深まってくると、体力が尽きてきて、水に落ちて死ぬのも見られます。

イトトンボが水に落ちました。魚がやってきました。食物連鎖という言葉を思い出します。

敬老の日、大野池の片隅の光景です。

 

 

 

 

ここでイトトンボは命尽きて、肉体が池の魚に移って行く光景を見る事になります。

 

 

当然そうなると思っていましたが意外な展開が待っていました。

 

画像の右上の水草がそのカギです。

 

 

 

 

 

イトトンボは水草の茎を捉えて登り始めました。

まさに危機一髪の脱出です。

 

 

 

 

濡れてひっ付いていた羽根も風と太陽光で見る間に乾いてきました。

 

 

 

一生を終えるかに見えたイトトンボは起死回生の復活をしました。

イトトンボの空中での生涯は数か月と聞いていますが、残りの日々をまた元気に飛び回って欲しいものです。

敬老の日、軽やかな老いと朗らかな恵みが当たり前の世になりますように。