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Sapporo Chapter Wild Bird Society of Japan

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鳥日和 オオワシ、飛んだー!

鳥日和は十数人の担当者が「お気軽日記」風に書き込む一方通行のWEBです。その御一人うすちゃんカンパニーさんは画像に短歌を添える独特のメンバーです。ファンもいらっしゃると思うので代わりに短歌は詠めないadaが反応してみます。詠めなくても勝手な感想を述べる事は出来るのです。

「我は見たり 雪原の風 オオワシの白き羽斑と 金の嘴」

「我は見たり 雪原の風」、うすちゃんさんは冬の日高山中を飛ぶオオワシを近々に見た感動を出だしの言葉にしたと想像出来ます。オオワシのモデルさんともいえるような形が青空に羽を広げています。これが知床の海だったらこのような息をのむような表現にならなかったと思います。冬の知床の海のオオワシは作者もご存じの風景と思われますから驚きは別の表現になったと思います。

この時期から早春かけて札幌市内にもオオワシを見かける事が有ります(モエレ沼公園や茨戸など)。でもそれは幼鳥や老鳥が多いと聞いたことが有ります。菱形の白い尾の色あいがはっきりしなかったり、綻びや汚れが目立ったりしているようです。

「我は見たり」のオジロワシの尾の先が赤く見えるのは、日高の山中で鹿の肉などを食べた時に付いた汚れと想像すると、オオワシの力強さや逞しさに思い巡らすこともできて、金の嘴の色あいも深みを増しそうです。