「恵庭市のカワセミ」と会の活動紹介
恵庭カワセミの会 前田一哉
カワセミは、皆さんよく御承知で、町中でもよくみられる鳥ですが、恵庭のカワセミの3大特徴は
- 越冬カワセミ
- 手乗りカワセミ
- 人口巣箱カワセミ
と紹介させてもらっています(写真はクリックで拡大します)。
- は道内、数か所で見られるとは思いますが、本州の人たちには珍しく、北海道の人たちでも写真展などで紹介すると「雪景色とカワセミ」の姿に、いつも感動していただきます。
- は、いつもきまった枝で餌をとるため、じっとしている「カワセミ」をスコープで見ると「いつまでも、手に乗ってくれていて」じっくりと観察できます。
- は、本来自然の土壁に営巣するカワセミですが、「コンクリート壁の排水口」「人口営巣ブロック」「手作り巣箱」などで(市内で数か所)、営巣をしているのです。(手作り巣箱は、試験設置中)
このように、カワセミの生態は、非常にユニークであらゆる環境にも順応するような、「力強く・美しい鳥」ではありますが、一方では、環境には敏感で、「よくない川」からは、すぐにいなくなってしまいます。
恵庭カワセミの会は、平成14年から「市の鳥カワセミとその生息環境の保護・創造」をめざして
- 調査・研究活動(河川の生き物調べ、観察データ整備・カワセミマップ作成→河川行政に反映)
- 環境保全・普及活動(定例観察会・写真展・各種イベント→人と自然と共生)
- 支援活動(地域の諸活動へ積極参加)を活動の三本柱として「川づくり・町づくり・人づくり」に貢献すべく活動しています。メンバーは恵庭市民のみならず、恵庭市周辺(札幌・北広島・江別・千歳)から、遠くは京都、横浜にも会員がおり、いろいろな形で会の活動に参加・協力いただいています。
最後に、冬の恒例イベント「インドアバードウオッチング(震災復興支援イベント)」を紹介します。3月8日(日):9時~17時 新しくできた「恵庭黄金ふれあいセンター」で、
- カワセミ写真展(全国のカワセミ)
- バードウオッチング体験(窓辺から・映像・模型・声で)
- 復興支援コーナー(寄せ書き・被災地域の様子など)
- 交流会(市民と被災者・被災地域の方々と交流)
など、会員・スタッフが温かいお部屋で、温かい飲み物、お菓子を準備して「おもてなし」します。
※ 参加費無料!随時入退場可能!です。皆さんお誘いあわせのうえ、ぜひともご来場ください。
支部報「カッコウ」2015年 3月号より
Submitted on: 2015年3月1日 投稿者:sapporo-wbsj