「さよなら白黒フィルム」2018年で生産中止 フジフィルム
カラーフィルムは難しいし高価でしたので、若い頃はフィルム現像印画紙焼付けを自分で楽しむ白黒フィルムでの野鳥撮りを楽しんでいました。
常用はフジ・プレスト400という35ミリフィルムでしたが、それも生産されなくなり現在のフジ白黒フイルム・アクロス100も今年で生産終了だそうです。そういう白黒フィルムで撮れた思い出のショットをアップさせてください。
1984年9月30日、江別市の石狩川添いの調整池です。
「バサッ」という音の方向を見ると鴨が落ちてきました。
鴨に覆いかぶさるように飛んで来たのがオオタカでした。岸の草の陰で揉め事があって、やがて収まりました。
空中で蹴られたかどうかし
て、傷を負った鴨(マガモの♀と思います)がオオタカに押さえつけられていました。
四・五分も経つたでしょうか、突然、翼角というのでしょうか両翼の前縁を掴まれて吊り上げられた鴨がオオタカに運び去られて行きました。
厳しい野生の世界をフィルムに記録した偶然の写真です。この哀れなマガモは800gから1kgの重さがあると聞きます。それをオオタカが軽がると運んで行ったわけでは無いと思います。対岸からカメラを向ける私の前を嫌って力を振り絞ったのだと思っています。
データ ミノルタXD レンズ・ロッコールレフレックス800㎜ f:8 固定絞り シャッター 1/125 秒
フィルム・フジプレスト400(ASA400)