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Sapporo Chapter Wild Bird Society of Japan

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7年前の生態記録

アオサギの狩、シマセンニュウを獲る。

毎月の探鳥会などの報告がアップされて、楽しんでいらっしゃる方々も多いと思います。今回は目先を変えて、七年前にカメラに偶然写り込んだ生態写真をアップします。会員にはカッコウ誌や新年会での投影ですでにご覧になって戴いていますが、鳥日和に保存されると意味がありそうです。

1_edited-452008年6月14日午前11時ころの中島公園菖蒲池です。池にはボート遊びの様子も見えるのどかな日和。

池に三つの島があって、真ん中の島にアオサギが居ました。

それを対岸からデジカメに400mmレンズを付けてファインダーで捉えていました。

2_edited-34島にはフキやオーチャードかチモシーなのか牧草も生えていましたが、その草むらへ脚を踏み入れたアオサギがサッと何かを捕らえました。

この池には、ツチガエルが生息して居て、時にはウシガエルがいることがあります。それを獲ったのかと思えました。

3_edited-31ファインダーにはもっと小さく見えてよく分かりませんでしたが、後で拡大してみて意外なことが分かりました。

 

 

 

4_edited-27カラスがアオサギの獲物を見たのかちょっかいをかけ始めました。

 

動きが早いので、ファインダーにアオサギを入れつつシャッターを切っていました。

 

4の拡大部分

後でアオサギの嘴の先を拡大すると小鳥が咥えられていました。この鳥はシマセンニュウだそうです。都心の公園ではあまり見かけない鳥といいます。移動の途中に立ち寄った災難だったようです。

 

5_edited-8逃れようともがくシマセンニュウの動きが弱まると、アオサギは場所を変えました。

 

 

 

6_edited-8水際でした。

 

 

 

 

 

 

6-2

 

 

シマセンニュウを水に漬けて・・・・

飲み込み易くしているのでしょう。

 

7_edited-4

アオサギは亀やカエルや魚や鳥の雛や昆虫や様々なものを飲み込むようですが、草の茂みにいる小鳥も獲るのは、研究者も興味を覚えたと聞きました。捉えずらい場面が記録できた一部始終でした。その場にいて写せた七年前の幸運を鳥日和にアップできました。