新年会「シマアオジについて」余話
シマアオジが減っていることは話題になっていましたが、玉田さんのデータでの説明が説得力を持ちます。その理由は単純には説明付かないそうですが、越冬地の中国での捕食も理由の一つに疑われているようです。ツグミの油が日本で高級食用油としてあったように、人が野鳥を食べるのは昔の日本でも大規模にあったようですが、現在は限られています。
中国ではまだ野鳥を大規模に捕食する食文化があるようです。スズメを中国から大量に輸入して日本で焼き鳥にしていたのは、私の若い頃のことでした。新年会で向かいの席のSさんが、中国から十万羽単位のシマアオジが焼き鳥の材料として輸入されていたことを話してくれました。輸出はせずとも中国国内で現在も食べられていることが知られているそうで、シマアオジ減少の原因の一つになっているかもしれません。そろそろ制限される時代になってきたと思います。
シマアオジをゆっくり見たことがありません。人々の関心が集まって減少の原因と対策がなされる日を期待しています。
Submitted on: 2014年1月28日 投稿者:ada