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Sapporo Chapter Wild Bird Society of Japan

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2016年 新年のごあいさつ

日本野鳥の会札幌支部 支部長 山田三夫

あけましておめでとうございます。会員のみなさまはいかが新年をお迎えでしょうか。

札幌支部が毎月探鳥会を開催している西岡水源池、円山公園では30年以上の間、同じ場所で野鳥の観察を中心に自然環境のモニタリングしている数少ない事例ではないかとおもわれます。たんに野鳥の観察を楽しむだけではなく、データの積重ねを残すことは、自然環境や野鳥たちを「消費」するだけではなく「再生産」につながることで、おおいに誇っていいことではないでしょうか。

2015年12月の「野鳥」誌の特集「外来種問題を考える」では、「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト(鳥類)」になんと15種がリストアップされ、捕食、交雑、優占などの影響がすでに深刻になっていることを伝えています。外来生物対策としては「持ち込まない」「野外に放さない」「拡げない」の三原則を忘れないように心しなくてはならないことでしょう。

どうぞ今年もみなさまと野鳥にとってよい一年でありますように。