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Sapporo Chapter Wild Bird Society of Japan

年末年始のお知らせ

今年ももうすぐ終わりです。新型コロナの影響で、探鳥会は会員限定ばかりでしたが、来年こそは、会員の方以外にも多くの方々に参加していただけるように願っています。
さて、事務局から年末年始のお休みのお知らせです。
2022年12月27日から2023年1月5日まで、休日になります。
初仕事は1月6日(金)です。
来年もよろしくお願いいたします。

12月、円山公園定例探鳥会

12月11日、円山公園定例探鳥会です。

会員のMさんから素敵な映像が届きました。

まずは、探鳥会開催の挨拶です。

開始早々マヒワと・・・

アカゲラが登場!

みなさん、熱心に観察しました。

園内のあちこちには、来園者手作りの楽しい雪像がありました。

撮影は、会員のMさんです。

2022年12月11日 円山公園

  • マガモ
  • ハイタカ
  • コゲラ
  • アカゲラ
  • カケス
  • ハシボソガラス
  • ハシブトガラス
  • ハシブトガラ
  • ヤマガラ
  • ヒガラ
  • シジュウカラ
  • ヒヨドリ
  • キレンジャク
  • ヒレンジャク
  • ゴジュウカラ
  • ミソサザイ
  • カワラヒワ
  • マヒワ
  • シメ
  • 合計:19種
  • 天気:曇り
  • 地域メッシュ:6441-424

エゾリス撮り日和

北大構内のエゾリスです。今の時期は鳥より撮りやすいのでタイトルにしました。

12月5日(月)午前8時ころ。北大構内南門近くでした。

 

 

 

2022.12月 西岡水源池定例探鳥会

気温は下がりましたが雪景色と青空の元、2グループに分かれて出発。
池はほぼ結氷状態、我グループは反時計周りにの園路を選択。わずかに東屋脇の開けた湖面に水鳥を遠目に確認。まあ近づいてからゆっくり観察しましょう。
ハリギリの実にヒヨドリのシルエット、今日はハリギリの実に寄るたくさんの鳥を観察できました。
「アカゲラいる!」の声に目を向ける先さらに大きな黒い方、オスのクマゲラでありました。

この後のクマゲラ何とハリギリの実を食いだし驚きました。まさかハリギリの実を食べるとは! じつはオオアカゲラが先にその実に寄っていたのですがそれを追いやり、ハリギリの実をむさぼるクマゲラであります。

別角度からH.Kさん撮影 細い枝なのに尾羽をうまいこと使ってます。

追いやられたオオアカゲラは別の枝で激しく採餌。
クマゲラが居続けてくれるので別グループに電話連絡、急ぎ駆けつけてくれ何とか間に合っていがったあ!
コゲラも現れ、一つどころでキツツキ4種を観察できるという幸せ。下の写真参加者視線バラバラなのはお目当のキツツキが違うからなのです。

池の開いた湖面に20ほどのマガモと4羽のコガモ。いつも警戒心の強いコガモを近くで観察できラッキー、コガモは♂2♀2で元の顔立ちに戻りかけの♂であります。

不意に今日のような幸運が訪れるからバードウォッチングやめられないかもの1日でした。
参加者24名+スタッフ5名、おつかれさまでした。

2022年12月4日 西岡水源池定例探鳥会

  • マガモ
  • コガモ
  • コゲラ
  • オオアカゲラ
  • アカゲラ
  • クマゲラ
  • ハシボソガラス
  • ハシブトガラス
  • ハシブトガラ
  • ヤマガラ
  • ヒガラ
  • シジュウカラ
  • ヒヨドリ
  • ゴジュウカラ
  • キバシリ
  • スズメ
  • ウソ
  • 合計:17種
  • 天気:晴れ
  • 地域メッシュ:6441-333

アズキナシとヒレンジャク

小雨の西岡水源池を歩くと、湿原木道で30ほどヒレンジャクの集まったりバラけたりを観察できました。その後も歩く先々お付き合いいただき、今年なりの良いアズキナシの実に寄る姿を観察できました。キレンジャクもちらほら混じりの良い一日に感謝です。

11月23日風力発電問題シンポジュウムが開催されます

私たちの住む北海道に3000基もの発電用風車が建設予定です。

発電用風車周辺では人的な被害や野鳥への被害(バードストライク、営巣地の放棄など)も多く発生しており、その必要性も疑問視されている現状です。

今回は多くの専門家の方々により、その問題点について講演していただけます。

・日時 11月23日(水・祝日)13:20~16:40(開場:13:00)

・場所 札幌エルプラザ4階大研修室

住所 札幌市北区北8条西3丁目

 

11月23日北海道風力発電問題シンポジュウムチラシ1

11月23日北海道風力発電問題シンポジュウム 講演内容

 

2022.11月西岡水源池定例探鳥会

晩秋の西岡、明方は0℃付近まで冷え込みましたが、いい日和に恵まれましたおかげ、11月としては大勢の方々にご参加いただきました。

西岡の池では珍しいお客さまのオオバンです。写真の左、堤防岸辺に見える黒い塊、わかるかしら?

オオバン 市橋栄二さん撮影

寝てばっかり?(ゴメン)のキンクロハジロが2羽。コガモもたくさん観察できました。マガモ、カイツブリ、オシドリも。

コガモ 市橋栄二さん撮影

オシドリ 市橋栄二さん撮影

園路に積もる落ち葉を蹴り上げ歩くカサカサ音は心地良しですが、集団となるとやかましくて悩ましい。

湿原木道上空に突然現れたレンジャクかな?50ほどの群れに「あれ、なになに?」の声が飛び交いました。直ぐさまその群れを追うハイタカが現れ、一同状況をなるほどと納得のシーンでした。「となると、レンジャクどっちなの?」の疑問にその場のカメラディスプレイで尾羽の緋色を見せてくれた市橋さんのおかげで、鳥合わせはヒレンジャクとなりました。

ヒレンジャク・キレンジャク 市橋栄二さん撮影

帰宅後、市橋さんから送っていただいた写真のコメントに、
「よく見るとキレンジャクも混じっていました」ということで、確かに!
おかげで1種増えました。
参加者49名+スタッフ5名でおつかれさまでした。

2022年11月6日 西岡水源池定例探鳥会

  • オシドリ
  • マガモ
  • コガモ
  • キンクロハジロ
  • カイツブリ
  • オオバン
  • トビ
  • ハイタカ
  • コゲラ
  • アカゲラ
  • ハシブトガラス
  • ハシブトガラ
  • ヤマガラ
  • ヒガラ
  • シジュウカラ
  • ヒヨドリ
  • キレンジャク
  • ヒレンジャク
  • ゴジュウカラ
  • 合計:19種
  • 天気:晴れ
  • 地域メッシュ:6441-333

Web版カッコウ 2022年11・12月号 公開

11・12月号が公開されました。今回の第1特集は、鳴き声にまつわる野鳥のお話です。第2特集では、今年のカッコウ調査報告を掲載しています。ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。
日本野鳥の会札幌支部会員限定の支部報カッコウは、奇数月の1日が最新版公開日です。紙版がもう届いてるからいいよ、なんて言わないでWeb版も見てくださいな。
紙版には載っていない、会員のみなさんから投稿された写真や野鳥情報なども掲載しております。ぜひとも大きなカラー写真で素敵な野鳥写真をご堪能あれ。

カッコウ 2022年11・12月号

カッコウ 2022年11・12月号

Web版カッコウは、支部会員限定のためユーザー名とパスワードが必要になります。
なお、ユーザー名とパスワードは、郵送されてくる紙版カッコウに載っています。

入会希望者は、 入会案内 のページを見てね。

シマフクロウ家族の物語

ブックスレビュー

シマフクロウ 家族の物語 (しまふくろう新書)

早矢仕有子(著)
北海学園大学出版会(2022-03-31T00:00:01Z)
5つ星のうち4.6 4.6
¥1,100

Amazon.co.jp で詳細を見る

posted with AmaQuick-box at 2022.10.26

山田 三夫

一読してこの表題には感心した。深い森の縁を流れる川の音とシマフクロウの鳴きかわす声が聞こえてきそうな気さえした。「家族」、「物語」。これだけで本書が読者に伝えたい目的の一半が感じられるのではないだろうか。シマフクロウがたちあらわれてくるような気さえする。

本書では冒頭でシマフクロウの解説および本種の保護鳥としての現況にも触れている。圧巻は著者とシマフクロウとの強く刻まれた[理屈抜きに素晴らしい]という著者の表現にこちらはそう思う以外にないのである。初めての出会いを著者はこう記している。「湖畔のキャンプ場でこの鳥の吠え声を聞いたときの驚きは、今でも記憶が増幅したまま留まっている」というからそうとうのものだったことがわかる。

著者が研究の対象としたシマフクロウの家族は1987年から2019年にかけての歴代数十羽という非常に多数のシマフクロウであり、今までも、またこれからもこのような研究は現われないのではないかと思われる。第一章の見開き頁で対象となった一家の家系図が出ているが、研究とはいえよくぞここまでこの一家のシマフクロウを観察し続けたものだと驚き敬服した。

本書で早矢仕有子さんが私たちに伝えたいメッセージは、第六章の終節にあるように、「シマフクロウの存在を尊重する気持ちを持ちなさい」というあたりまえだが、実に大切な伝言である。既に第一章に書き記された内容に驚き幻滅するのもこのことだ。「我々はシマフクロウの餌資源をへらしてきた。十勝川上流に位置するこの生息地まで、河口から遡っていくと、大きいものだけでも十基を上回る数のダムを通過する。内陸部に暮らす個体にはシマフクロウ本来の主食である遡河魚の恩恵を受ける機会は生涯無い」。こうした現状を見続けてきた早矢仕さんにはつらいことであったにちがいない。