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Sapporo Chapter Wild Bird Society of Japan

古老の繰言

若いころに兵庫県から札幌に渡って来た祖父母ががよく当時の思い出話をしてくれました。札幌鉄北東部第四分区は札幌駅近くの鉄道函館本線から北東の地域の呼び名でした。秋には近くを流れる創成川にはサケが溯上していたそうです。現在の私は祖父母の年齢になり、私も土着の古老の仲間入りです。私の昔話を言えば北大構内中央ローンの小川でオタマジャクシやトンギョ(トゲウオの一種か)を獲って遊んでいました。

1990年代までは、道庁赤レンガ前庭は野趣に溢れていました。カッコウ1996年11月号の表紙写真です。前庭には毎日スズメと遊ぶご老人が何人かいらっしゃって現在よりも長閑な雰囲気がありました。この頃から池の周りの芝生が人に踏まれて少なくなっっていったと思います。

開門です。この頃から朝8:00の開門時間が1時間早くなり7:00からとなりました。北国の夏は早く明けるので、ホテルからの観光客へのサービスだったと思われます。

VIPが来る日であったのか特別の散水で清掃する事があったようです。

この日、開門を待つていた観光客は普段は見られない光景に歓声をあげていました。


道庁裏の北大植物園の売店床下などでキタキツネが数年間繁殖しました。その事実は1991年と92年に道新に載ったそうです。

植物園温室横の池の魚も彼等の食物だったようで、キツネが居なくなるころ魚も居なくなったといいます。

 

近くのビルに衝突した渡り鳥なども彼等の食物になったようです。

今でも北大構内温室周辺のネズミがキツネの食べ物になっていることが知られています。

 

道庁前庭池の鯉も彼等に狙われていました。

 

 

 

 

 

My beautiful picture

 

開門前の早朝が彼等の狩りの時間でした。

当時、塀越しに望遠レンズで捉えたワンショットです。5キロ近いと思われる鯉を運んで行きました。

 

因みに1988年5月2日、前庭北側の池岸のポプラの洞から巣立ちするマガモの雛たちの画像です。

キツネが前庭に現われまでの5・6年間は、前庭の彼方此方から生まれたマガモたちが居たことでした。現在このポプラは倒れていますが、この洞は

マガモの巣の後にミンクが使っていました。

 

 

 

 

ミンクは池の鯉ばかりではなく、

池の鴨も捕らえる場面があって驚いた事でした。

 

 

 

 


 

ポプラの根方を歩くミンク。

1990年代の道庁前庭のひと時でした。

2018.1.21真駒内公園探鳥会

1月21日、真駒内公園探鳥会です。

会員の、Sさん、Mさんなどから素敵な映像が届きました。

大勢のご参加のみなさんです。(Mさん)

今年の真駒内公園の人気者、フクロウと・・・(Sさん)

カワガラスです。(Sさん)

それに、キクイタダキも大サービス(Sさん)

おっ!!あそこに鳥が!(Mさん)

ヒレンジャク、キレンジャクです。(Sさん)

おなじみのコゲラも登場!(Mさん)

たーっぷり鳥を見て、鳥あわせも盛り上がりました。

【撮影は、会員のSさん、Mさんなどです】

2018年1月21日 真駒内公園

  • マガモ
  • フクロウ
  • コゲラ
  • アカゲラ
  • カケス
  • ハシボソガラス
  • ハシブトガラス
  • キクイタダキ
  • ハシブトガラ
  • ヤマガラ
  • ヒガラ
  • シジュウカラ
  • ヒヨドリ
  • エナガ
  • キレンジャク
  • ヒレンジャク
  • ゴジュウカラ
  • カワガラス
  • ツグミ
  • スズメ
  • マヒワ
  • ウソ
  • シメ

合計:23種天気:曇のち雪

懐かしの石狩川河口へ行ってみました

天気が良かったので、視力があって見つける名人の家内を連れて二年ぶりに石狩川河口へ行ってみました。その前に、印象にある石狩川河口の風景の幾つかを出してみます。

My beautiful picture

1998年2月7日の河口は氷で覆われていました。漁師たちが磯舟を出して氷割りを始める光景に出会いました。石狩河口橋が架かるまでは対岸へ渡し船が運行されていました。その前の冬はどうだったのでしょう。

河口が前面氷結する光景は今では殆ど見られませんが、大雪の翌日には河口の岸辺にソフトボール大に丸まって水を含んだ雪が広がるなど、珍しい景色が時々見られるようです。

 


河口近くにはオオワシやオジロワシに出会えるチャンスがあって癒されます。

今日もそんな光景を期待しました。

 

 

今日(1月16日)も何か面白い風景に出会う事を期待して出かけましたが、森真一のヒット曲「襟裳の春」風にいえば「河口の冬は何も居ない」冬でした。よく見ればカモメやカラスやカモが望遠できましたが、この時期にワシもアザラシも居なかったのは意外でした。水面に氷が無い事がその理由だったかもしれません。

河口の波

 

 

 

 

 

石狩河口は何も無いふゆですう~

おそまつでした。

 

 

 

 

 

2018.1.14円山公園定例探鳥会

1月の、円山公園定例探鳥会です。

会員の、山田甚一さん、Mさんから素敵な映像が届きました。

激しい降雪でしたが、50名を超えるご参加のみなさんです。(Mさん)

ともかくも、スタート!ほとんど八甲田山状態!?(山田さん)

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それでも、あそこに鳥が!(Mさん)

ウソ登場!(Mさん)

ツグミや(Mさん)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アカゲラや(山田さん)

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シジュウカラ、ハシブトガラも登場!(山田さん)

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境内は、どんど焼きでにぎわっていました。(山田さん)

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【撮影は、会員の山田甚一さん、Mさんです】

2018年1月14日 円山公園

  • ハイタカ
  • オオタカ
  • コゲラ
  • アカゲラ
  • カケス
  • ハシボソガラス
  • ハシブトガラス
  • ハシブトガラ
  • ヤマガラ
  • ヒガラ
  • シジュウカラ
  • ヒヨドリ
  • ゴジュウカラ
  • ツグミ
  • マヒワ
  • ウソ

合計:16種天気:雪のち晴

円山公園「明けましておめでとうございます!」

会員の山田甚一さんから、新年を寿ぐ素敵な映像が届きました。

「明けましておめでとうございます!」新春の神宮です。

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ウソ♂も「明けましておめでとうございます!」

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ウソ♀も「明けましておめでとうございます!」

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ゴジュウカラも「明けましておめでとうございます!」

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おなじみさんのエゾリスは「今年もよろしく!」

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【撮影は、会員の山田甚一さんです】

西岡水源池定例探鳥会 2018年1月

早朝自宅(豊平区月寒)車の20㎝以上積もった雪を落とし、到着した西岡水源池は同じ豊平区なのに雪は10㎝足らずの上ずっと青空「なにさ、この差は?」と思いましたが、いい天気でいかったです。

参加者30名超で二グループに分かれて出発。ドイツトウヒにカケス観察後、ヤドリギにレンジャクいないかな?と双眼鏡をあてるといましたいました。

情けない写真ですがヒレンジャク、尾羽の色がはっきりしないけれどお腹の色でわかります。

ほどなくオオアカゲラ♂が現れ皆で観察、終盤には♀も現れてくれ、我がグループ、今日はオオアカゲラの観察時間が一番長かったかもです。

「今年の西岡、雪が少ないねえ」などと話しながら、アカゲラ、コゲラです。今日はキツツキ類によく出会えました。

池のえん堤付近で、エナガ、キクイタダキ、キバシリ、カラ類など、鳥影濃くなり、どれを見ていいものやらと、双眼鏡の振り回しに苦労します。 
キクイタダキ、キバシリの証拠写真です。
 ゴジュウカラもめんこい。
最後スコープにキレンジャクも入りました。
参加者34名。おつかれさまでした。
2018札幌支部探鳥会始めとしては、なかなかいかったんでないかい?
※写真をクリックすると大きな画像で見られます。

2018年1月7日 西岡水源池定例探鳥会

  • コゲラ
  • オオアカゲラ
  • アカゲラ
  • カケス
  • ハシブトガラス
  • キクイタダキ
  • ハシブトガラ
  • ヤマガラ
  • ヒガラ
  • シジュウカラ
  • ヒヨドリ
  • エナガ
  • キレンジャク
  • ヒレンジャク
  • ゴジュウカラ
  • キバシリ
  • ツグミ
  • スズメ

合計:18種天気:晴れ

野鳥写真展 いよいよ開催!!

明日、大安吉日 1月5日 から「札幌支部40周年記念 野鳥写真展」開催です。
会場も準備万端整いました。
みなさま、ぜひお友だちとお誘いの上、お越しください。
会場は、札幌エルプラザ(札幌市北区北8条西3丁目)2階 交流広場。エレベータで上がって真正面です。
 

野鳥写真展 準備万端

会場設営完了

2018年 新年のごあいさつ

日本野鳥の会札幌支部 支部長 山田三夫

あけましておめでとうございます。会員のみなさまは新年をいかがお迎えでしょうか。

この機会に、あらためてボランティア活動ということを考えてみたいとおもいます。阪神・淡路大震災や「ナホトカ」号の重油流出事故などで、ボランティアの臨機応変な対応を見知らされ、多くの人たちに驚きをもって受け入れられました。このような活動によって、わが国でも「ボランティア活動」に対する認識や評価、関心が高まったといえるでしょう。

これは基本的に、個人の自発的な自由意思に基づいて行われる活動であって、人から強要されて行うものではありません。「無償性」「継続性」といった要件も求められます。

札幌支部の活動は会の創設以来、会の運営、自然保護活動、探鳥会、会報の発行、その他情報発信などすべてを「ボランティア活動」の精神でつらぬいています。

以前にも言いましたが、札幌支部が毎月探鳥会を開催している西岡水源池、円山公園では30年以上の間、同じ場所で野鳥の観察を中心に自然環境のモニタリングしている数少ない事例ではないかとおもわれます。たんに野鳥の観察を楽しむだけではなく、環境データの積重ねを残すことは、自然環境を守ることに役立つことなのです。おおいに誇っていいことではないでしょうか。

2018年 元旦

支部報2018年1・2月号掲載写真

「カッコウ」1・2月号の掲載写真です。

撮影は寄稿いただいたNさん、Kさん、うすちゃんです。

表紙写真ヨーロッパトウネン2017.9.2 石狩(うすちゃん)

オオタカ成鳥2015年11月 室蘭測量山(Kさん)

クマタカ成鳥2017年2月 日高山地(Kさん)

ハチクマ幼鳥2016.10.1 室蘭測量山(うすちゃん)

ハイタカ2015.11.3 室蘭測量山(うすちゃん)

津軽海峡を飛ぶハシボソミズナギドリ(Nさん)

片足立ちのヨーロッパトウネン(左)2017.8.13 石狩(うすちゃん)

【撮影は、寄稿いただいたNさん、Kさん、うすちゃんです】

北大構内クリスマス探鳥会

12月恒例の初心者向け・北大構内クリスマス探鳥会です。

会員のSさん、Mさん、Kさんから素敵な映像が届きました。

今回は(公財)日本野鳥の会との連携開催で、財団からも3名お越しいただき、

総勢100名超、5グループに分かれてスタート!

直後、ハイタカ出現!樹上の姿をじーっくりと観察出来ました。(Kさん)

アカゲラも出現!(Mさん)

こちらも、じーっくりと観察です。(Mさん)

いつものツグミや(Sさん)

シジュウカラに(Sさん)

スズメ・・・こんなにも美しかったのですね。(Sさん)

【撮影は、会員のSさん、Mさん、Kさんです】

2017年12月23日 北大構内

  • トビ
  • ハイタカ
  • コゲラ
  • アカゲラ
  • ハシボソガラス
  • ハシブトガラス
  • ハシブトガラ
  • ヤマガラ
  • ヒガラ
  • シジュウカラ
  • ヒヨドリ
  • ゴジュウカラ
  • ムクドリ
  • ツグミ
  • スズメ
  • ハクセキレイ
  • シメ

合計:17種天気:曇のち晴