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Sapporo Chapter Wild Bird Society of Japan

中島公園、遠くから春の足音Ⅲ

地下鉄幌平橋駅から地上へ出ると脇を流れるかもかも川がせせらぎの音を聴かせてくれます。

かもに餌を与える人たちが居ます。基本的には野鳥への餌やりはいけない事ですが、この場所でのこの程度の事は許されてもいい様な気がします。


ヤマガラが飛んで来ました。

 

 

 

 


 

ヒヨドリも・・・。

 

 

 

 


一昨日にダイサギが来たというポイントにはマガモ達が居ました。

実は「もしかして今日はダイサギに遇えるか」と微かな期待をしていました。

 


 

ダイサギには遇えませんでしたが、一瞬の気配に振り向くとエゾリスが居ました。

 

 

 

エゾリスが公園ならではのポーズをとってくれました。ここでは3頭のエゾリスが目撃されています。

遊歩道に接する音樂堂キタラでは午後2時から札幌交響楽団の演奏があると表示されていました。

中島公園、遠くから春の足音Ⅱ

かもかも川ではカラスの行水、上空にはカラスの群れ。

 

 

 

 

 

 


 

上空をオジロワシが飛ぶのを見たことがありますが、その爽快感はカラスにはないゆったりした飛びかたにあるのかも知れません。

 

また相方が鳥もどきの物体を見つけてくれました。

「擬鳥」だと勝手に決めました。

 

 

 

昨日のダースベイダーも気温のせいか迫力が後退しているようでした。

 

 

 

 


かもかも川に沿う道の除雪をしている人に聞きましたら、昨日(2月22日)朝の除雪作業中にダイサギが横の川に来たという情報を得ました。

その場所は音楽堂裏キタラ裏側で、時々アオサギもくる場所だといいます。

 

ダイサギの目撃情報は最近多くなっていると思いますが、こんな所にもとおもうと次回の散歩にも思いが届きそうな予感がよぎります。

中島公園、遠くから春の足音

音楽堂キタラ近くのかもかも川に架かる白鶴橋からの風景です。ここに1月14日にダイサギが来たそうです。

ダイサギは昨日も植物園の上空10メートル程の高さで飛ぶ姿が目撃されたそうです。

 

 

 

雪で覆われた池の縁に物語が想像されました。

 

 


 

雪上に現われたネズミを追ってカラスが降り立った・・・・と見ました。

羽の跡はカラスで、左下へ延びる足跡はネズミと思います。

 


 

 

豊平館前の池の雪面に、今だから楽しめる樹の陰が映えていました。

 

 

 

 


 

藤棚も青空と枝の雪が風情を増していました。

 

 

 

 

 

 


その時、藤棚に小鳥の気配が・・

 

忙しなく藤蔓をつついています。

 

 

 


カラの仲間のコガラかハシブトガラのどちらかと思うのですが、フィールドガイド日本の野鳥図鑑を見ても私には判別できません。

分かる人には分かるようですがどなたか教えてください。

彼女はいつも野鳥の居所を見つけてくれる相棒です。

私の専属モデルで、その報酬は山菜蕎麦で支払うのが定番です。

モデル撮影の時、カメラマンの私は道路に仰向けになってカメラを構えていました。

遊歩道を歩く年配のご婦人が私に近づいてきて「大丈夫ですか?」と声を掛けてくれました。事情を告げて心配をかけてすみませんと謝りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中島公園かもかも川幻影(2月19日)

サイト、中島パフェで知らされた1月14日にもダイサギがやって来たという中島公園かもかも川に、「もしかして今日も来ていないか?」と行ってみました。

 

マガモたちが居ました。

 

 

 

 

 

 

老眼で遠くがよく見える相棒が「何か鳥が居る」といいました。「どこ?どこ?」と私。

相棒「ほら、右の樹の幹に」

 


それは鳥ではなくて樹の瘤の様なものでした。

思わず鳥?と思えてしまう物を鳥の擬態をもじって勝手に「擬鳥」としました。


そう思って川面を見ると石の上の雪が擬鳥ならぬダーズベーダーの様に見えなくもないと近眼の私。

 

写りこみの嘴のあれは?何だろう

昨日(9日)アップした中島公園のヤマガラが何かを咥えているのに気が付きました。植物の種か越冬中の虫の卵のようにも見えます。

柳の樹皮の隙間に有ったに違い有りませんが、貯食という前年に埋め込んだ植物の種なのかとも思えます。

何にせよ、ヤマガラがお気に入りの食べ物を得た事が窺えます。同じ生き物として厳しい冬に食物を得た事に安堵したものでした。

中島公園でも札幌雪祭り始まりました

今日(2月9日)から3日間、中島公園でも行事があるそうです。「雪明りin中島公園」。バケツで作った氷のシェードが並んでいました。暗くなると蝋燭を灯して道に並べる飾り付けで雪祭りの雰囲気を後押しします。夜の外出は重荷なので、晴天に吊られて公園の雪景色を楽しんで来ました。

池を覆う雪面に樹木の陰が趣を添えます。

雪明りの行事期間中、重要文化財の豊平館は午後5時から8時までの入館料300円が無料になると聞きました。

 

 

 

 

 


 

北国の冬ならではの風情が豊平館を盛り立てていました。

 

 

 

 

 

 

 

ツイッ ツイッという声に振り仰ぐと、ヤマガラが、

 

雪面に影を落とす柳の樹の樹皮にヤマガラやカラの仲間がせわしなく駆け巡っていました。

 

 

札幌支部1977年5月発足

日本野鳥の会札幌支部40周年を迎えました。支部発足と同時に会報カッコウも発行されました。

創刊号はガリ版刷りだったようです。

保存されている創刊号です。

(支部事務所にて。カッコウ資料撮影の協力者は家族会員adaの連れ合いです)

 

 


発刊によせて、札幌支部長のあいさつ文。

 

 

 

 


カッコウ発刊を副支部長「カッコウの初鳴き」と洒落た題のあいさつ文。

 

 

 

 

「あとがき」が「印刷後記」と記されています。

印刷作業が大変だったことを窺わせます。

10ページ、写真が載せられていませんが、ガリ版刷りではいたし方ありません。

カッコウ誌創刊号でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1996年11月号カッコウ表紙

直前のブログで紹介した1996年11月号カッコウ表紙に使われた写真は、モノクロ写真で表紙になっています。日本野鳥の会札幌支部は今年で40周年を迎えます。現在も記事中の写真はモノクロになっていますが、このブログ鳥日和で時々元のカラー写真で紹介されています。

 

1996年11月号表紙のカラー写真がモノクロになっているのをご覧下さい。

支部報カッコウの40年間はすべて保存されていて、貴重な資料になっています。

札幌エルプラザ2階交流広場では1月5日~18日まで札幌支部40周年記念野鳥写真展が好評のうちに開催されました。3月には「40周年を祝う会」が予定されています。

 

 

古老の繰言

若いころに兵庫県から札幌に渡って来た祖父母ががよく当時の思い出話をしてくれました。札幌鉄北東部第四分区は札幌駅近くの鉄道函館本線から北東の地域の呼び名でした。秋には近くを流れる創成川にはサケが溯上していたそうです。現在の私は祖父母の年齢になり、私も土着の古老の仲間入りです。私の昔話を言えば北大構内中央ローンの小川でオタマジャクシやトンギョ(トゲウオの一種か)を獲って遊んでいました。

1990年代までは、道庁赤レンガ前庭は野趣に溢れていました。カッコウ1996年11月号の表紙写真です。前庭には毎日スズメと遊ぶご老人が何人かいらっしゃって現在よりも長閑な雰囲気がありました。この頃から池の周りの芝生が人に踏まれて少なくなっっていったと思います。

開門です。この頃から朝8:00の開門時間が1時間早くなり7:00からとなりました。北国の夏は早く明けるので、ホテルからの観光客へのサービスだったと思われます。

VIPが来る日であったのか特別の散水で清掃する事があったようです。

この日、開門を待つていた観光客は普段は見られない光景に歓声をあげていました。


道庁裏の北大植物園の売店床下などでキタキツネが数年間繁殖しました。その事実は1991年と92年に道新に載ったそうです。

植物園温室横の池の魚も彼等の食物だったようで、キツネが居なくなるころ魚も居なくなったといいます。

 

近くのビルに衝突した渡り鳥なども彼等の食物になったようです。

今でも北大構内温室周辺のネズミがキツネの食べ物になっていることが知られています。

 

道庁前庭池の鯉も彼等に狙われていました。

 

 

 

 

 

My beautiful picture

 

開門前の早朝が彼等の狩りの時間でした。

当時、塀越しに望遠レンズで捉えたワンショットです。5キロ近いと思われる鯉を運んで行きました。

 

因みに1988年5月2日、前庭北側の池岸のポプラの洞から巣立ちするマガモの雛たちの画像です。

キツネが前庭に現われまでの5・6年間は、前庭の彼方此方から生まれたマガモたちが居たことでした。現在このポプラは倒れていますが、この洞は

マガモの巣の後にミンクが使っていました。

 

 

 

 

ミンクは池の鯉ばかりではなく、

池の鴨も捕らえる場面があって驚いた事でした。

 

 

 

 


 

ポプラの根方を歩くミンク。

1990年代の道庁前庭のひと時でした。

懐かしの石狩川河口へ行ってみました

天気が良かったので、視力があって見つける名人の家内を連れて二年ぶりに石狩川河口へ行ってみました。その前に、印象にある石狩川河口の風景の幾つかを出してみます。

My beautiful picture

1998年2月7日の河口は氷で覆われていました。漁師たちが磯舟を出して氷割りを始める光景に出会いました。石狩河口橋が架かるまでは対岸へ渡し船が運行されていました。その前の冬はどうだったのでしょう。

河口が前面氷結する光景は今では殆ど見られませんが、大雪の翌日には河口の岸辺にソフトボール大に丸まって水を含んだ雪が広がるなど、珍しい景色が時々見られるようです。

 


河口近くにはオオワシやオジロワシに出会えるチャンスがあって癒されます。

今日もそんな光景を期待しました。

 

 

今日(1月16日)も何か面白い風景に出会う事を期待して出かけましたが、森真一のヒット曲「襟裳の春」風にいえば「河口の冬は何も居ない」冬でした。よく見ればカモメやカラスやカモが望遠できましたが、この時期にワシもアザラシも居なかったのは意外でした。水面に氷が無い事がその理由だったかもしれません。

河口の波

 

 

 

 

 

石狩河口は何も無いふゆですう~

おそまつでした。